平日の業務時間外や土日を使って、副業したい人向けの記事です。
リモートワークで、通勤時間や残業が減り、時間に余裕ができた人もいると思います。
時間があっても外に出られないし、副業でも始めてみようと考えているエンジニアが増えているようです。
副業をすれば、新しい環境で働くことができるし、もちろん収入も増えます。
今回は、効率よく副業案件を獲得する方法や、副業探しにおすすめのサイトを紹介していきます!
エンジニアが土日で副業をしている割合は10%ほど!
あなたの周りに副業をしているエンジニアはいますか?
いたとしても周りに言わないので、ほとんどの人が「副業をしている人は見たことがない」のでしょう。
実は、Web開発の副業をしているエンジニアは10%くらいだそうです。
エンジニアの副業経験率は40%
参考:https://www.tech-street.jp/entry/research-sidejob
上の図をご覧ください。
エンジニアで副業経験者は40%くらいいます。
40%という数字、ぼくは高いと思ったのですが、実は副業している人の半数が、「投資」をしているだけなんですね。
日中働いているエンジニアがデイトレードをしているとは思えないので、おそらくインデックス投資だと思われます。
インデックス投資は、毎月ほぼ自動で一定額を積み立てるだけなので、副業というより、貯金に近い感覚です。
投資をしているエンジニアを除くと、土日を使って副業をしているエンジニアの割合はもっと少なくなります。
エンジニアにおすすめの投資を5つ解説!おすすめしない投資も!
Web開発系の副業をしているエンジニアは10%
参考:https://www.tech-street.jp/entry/research-sidejob
上の図を見ると、24%がWeb開発の副業をしているようです。
副業しているエンジニアが40%で、そのうち24%がWeb開発をしているので、全体に対する割合は10%くらいです。
10人に1人が、Web開発の副業をしていることになります。
個人的にはこの数字、まだまだ低いと思います!
副業をしたいエンジニアは、ライバルが少ないとも言えます。これから副業が流行る前に、いち早く副業を始めてしまいましょう。
エンジニアが副業を土日にやるべき理由
自分のスキルに自信がないエンジニアにこそ、副業をおすすめします。
理由は以下の通り。
- 新しい環境でスキルを伸ばせる
- 給料に比べると単価が高い
- リモート案件が多い
①新しい環境でスキルを伸ばせる
スキルがある人が副業をするのではなく、スキルアップのために副業をするという考え方です。
もちろん、最低限のスキルは必要ですが、面談時にしっかりとアピールすれば案件獲得は難しくないです。
今の会社に居てもなかなかスキルアップできないと思っている人は、新しい環境に身を置いて場数を踏みましょう。
本業を辞めるわけではないので、失敗もできるし、今までにやったことのない仕事やスキルを使って、新しいことに積極的に挑戦することができます。
②給料に比べると単価が高い
スキルのないエンジニアだと、月給は20万〜30万、良くて40万円ほどでしょうか。
月160時間働いたとすると、時給は1250円〜2500円です。
しかし、プログラミングの案件を副業で受けようとすると、時給は3000円〜5000円ほどになります。
税金を差し引いても、明らかに会社員の給料よりも単価が高い傾向があります。
スキルが無く、経験の浅いエンジニアほど給料と副業単価の差は大きくなるので、経験が浅いうちから副業に挑戦してみましょう。
◯ エンジニア副業の単価相場
- 実務経験1年未満: 時給3000円
- 実務経験1〜3年: 時給4000円
- 実務経験3〜5年: 時給5000円
- 実務経験5年以上: スキル次第
上記の単価相場を参考にして、副業の面談時に交渉してみましょう。
③リモート案件が多い
2020年以降、リモート案件が非常に多くなりました。
東京の通勤電車は未だに人が多いようですが、IT業界はリモートに移行している会社がほとんどです。
副業がOKの会社は自由な社風なので、リモートワークもOKのところが多いです。
本業が終わってから、もしくは土日に自宅でできるので、時間を作るのが簡単です。
「リモートではない=古い技術や文化の会社」だとフィルターをかけることもできるので、積極的にリモート案件を狙っていきましょう。
リモートワークがずるいと考えている人へ【リモート転職のすすめ】
エンジニアが副業をする目的
エンジニアが副業をする目的は、以下の3つに分けられるでしょう。
- 転職するための副業
- お金を稼ぐための副業
- スキルアップのための副業
どの目的でもOKです。
目的別に副業案件を獲得して、継続するコツをお伝えします。
①転職するための副業
副業で参加した企業にそのまま転職する目的で始める人もいます。
入社してから「思っていた会社と違ったな」とか「スキルが合わなかった」というミスマッチを防ぐことができ、非常に効率的な転職方法です。
「転職する前に数カ月間、副業で参加して試してみてください」と言えば、企業側もOKしてくれる確率が高くなります。
企業は、正社員で雇ってしまうとなかなか解雇できないものですが、副業での契約ならいつでも切ることができるからです。
実際、履歴書や面接だけでその人のスキルを判断するのは難しいので、お試しで仕事に参加してもらう方が、企業側もリスクを減らすことができるのです。
転職活動というと、業務時間外に面接したり忙しいのですが、副業ならお金がもらえて、リモートで働けたりもするので、いいことづくめです。
②お金を稼ぐための副業
副業案件は基本的に単価が高いので、お金稼ぎにもなります。
例えば、転職をして収入アップを目指そうとすると、企業の選定やスキルのアピール方法などをよく考えないといけません。
副業なら、とりあえずどこかの企業に契約してもらえば、時給3000円〜5000円くらいで契約してもらえるので、月40時間働けば、20万円近くを稼ぐことができます。
さらに、副業で稼ぐ収入は税金を支払う前のお金なので、パソコンやスマホ、家賃などを経費にすることができ、給料よりも税金を抑えることができます。
普段自腹で勉強していたり、仕事環境を整えている会社員エンジニアには、大きなメリットがあるでしょう。
副業で稼げるようになると、本業で無理して稼がなくても生活に余裕が出てきますから、残業が減ったり、気持ちに余裕が出てきます。
収入源が複数あるので、どちらかの仕事に問題があっても、1つは辞めてしまうこともできるのです。
フリーランスが案件を掛け持ちすべき理由を解説!【掛け持ちする方法も】
③スキルアップのための副業
副業なら、もし仕事のレベルについていけなくても、契約を切られるだけです。
新しい領域に挑戦して失敗しても、全くリスクがありません。
転職する場合は、自分のスキルを活かせる仕事じゃないと雇ってもらえませんが、副業なら専門外のスキルだったとしても雇ってもらえることがあります。
副業はすぐに契約を切ることができるからです。企業側は多少スキルに不安があっても、とりあえず雇ってみることができるのです。
成果を出せば、継続して案件を受けられるし、成果が出せなければ契約を切られるので次を探すだけです。
本業をクビになるのは大変なことですが、副業で契約を切られるのはよくあることです。
エンジニアが副業を始める方法
具体的に、エンジニアが副業を始めるための動き出しについて解説します。
副業専門サイトから探す
エンジニア向けの副業専門サイトがあります。
そこから、気になる案件を探したり、スカウトを受けたりして案件を探していくのが最も確実で簡単です。
副業専門サイトに登録している企業は、ベンチャー企業が多いため、仕事や制度への自由度が高いです。
リモートワークや単価の決め方、働く時間などが柔軟なので、副業しやすい企業が多いです。
まずは、副業専門サイトから探すことをおすすめします。
フリーランスエージェントで探す
フリーランスエージェントの中には、週2日〜3日くらいの案件を持っているところもあります。
基本的にはフリーランス向けなので、フリーランスとして週5日で働いている人が、もう1つ案件を受けたい場合や、週3日の案件を2つ受けたい場合などに利用します。
会社員でも利用できますが、副業案件はそれほど多くないので、フリーランスエージェントで探すなら、まずフリーランスになってからのほうが良いでしょう。
SNSで探す
TwitterなどのSNSで、副業を募集している場合があります。
「#副業募集」などで検索してみてください。いくつか見つかるはずです。
ただ、募集しているアカウントが信頼できるかどうかわからないので、注意しておきましょう。
SNSでフォロワーを増やしたり、Facebookなどの実名登録制のSNSで仕事を紹介してもらうことをおすすめします。
最近だと、転職用SNSサービスがあるので、それらに登録しておくことで簡単に企業とつながることができます。
エンジニア副業におすすめの副業サイト
おすすめの副業サイトを紹介します。
エージェントサービスではないので、登録してもエージェントから連絡が来ることはないですし、無料で使えるので、気軽に登録してみてください。
シューマツワーカー
シューマツワーカーは、週10時間から副業ができる案件を取り扱うサイトです。
副業案件に特化しているので、副業の契約方法がわからない人でも、サポートしてもらうことができます。
案件の条件は、週10時間以上で月10万円以上になっています。
週1回打ち合わせなどの案件はありますが、ほとんどリモートワークなので、週10時間以上確保できる人におすすめのサービスです。
デザインやマーケティングの案件もあるので、新分野への挑戦も可能です。
Workship
Workshipは、フリーランス向けの案件サイトですが、「副業OK」や「週1日」で検索できるので、副業案件も扱っています。
スタートアップ企業が多く、時給は2000円〜5000円がボリュームゾーンです。
登録するだけで企業からスカウトが来ることもあるので、とりあえず登録だけして他のサービスと併用しながらスカウトを待つのが良いでしょう。
こちらからメッセージを送ることもできるので、良さそうな案件があればメッセージを送ってみましょう。
アナザーワークス
アナザーワークスは、IT系以外の職種の募集もたくさんある副業サイトです。
歴の長い企業が多く、インフラエンジニアの募集もあります。
時給は、1500円〜5000円ほどです。
エンジニア以外の副業もあるので、例えばマーケティングとかコンサルなどの仕事に興味がある人は、別職種にも挑戦できます。
多職種への転職を考えている人や、別業種で独立を考えている人の初めのの一歩に最適です。
エンジニア副業におすすめのフリーランスエージェント
エージェントに案件を提案してもらいたい人は、副業案件のあるフリーランスエージェントを使ってみましょう。
ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズは、週2日〜3日の案件を扱う、フリーランスエージェントです。
ぼくも相談しに行ったことがあります。小さな事務所でしたが、担当の方は親身になって聞いてくれたので、良い印象があります。
フリーランスエンジニアとしてフルタイムで働きたくなったときも、そのまま相談できるので、将来独立を考えているならおすすめのフリーランスエージェントです。
midworks(ミッドワークス)
midworksは、満足度の高いフリーランスエージェントです。規模の大きなエージェントサービスなので、案件数が多く、週1日〜2日で検索しても、多くの案件がヒットします。
フリーランスとしてのメリットですが、収入の80%を保障してくれるなど、正社員のような働けるサービスがあります。
会社員+副業だと、受けられませんが、将来フリーランスになったときに便利なサービスです。
エンジニア副業をSNSで探す方法
エンジニアはSNSを公開したり、SNS上で繋がる機会が多いですから、SNSで仕事をもらうこともできます。
転職SNSを利用する
転職SNSは、転職サイトよりもカジュアルに企業をマッチングすることができるので、副業を受け入れてくれる企業も多く存在します。
代表的な転職SNSは以下です。
経歴だけでなく人柄で採用してくれたり、エージェントだと紹介してくれないような小さな企業も多いので、未経験エンジニアや副業を始めたいエンジニアは活用していきましょう!
Wantedlyの「話を聞きたい」機能は副業との相性が良く、副業でもいいからエンジニアを雇いたいベンチャー企業とマッチングすることができます。
Twitterで繋がる
Twitterで他のエンジニアと繋がると、企業から副業のアプローチをもらえる可能性があります。
フォロワーさんから仕事をもらえる場合もあるので、Twitterは暇つぶしとして利用しながらも、有益なことを発信しておくと良いでしょう。
ブログで発信する
個人ブログやQiitaなどで技術的なことを発信していると、副業のオファーをもらうことができます。
個人ブログには問い合わせフォームを設置しておくなど、オファーが来ても良い準備をしておきましょう。
面白いと思ったエンジニアブログ5選【ブログの探し方も教えます】
エンジニアが副業を始める際の注意点
会社員として本業をしているエンジニアは、副業を始めるときの注意点があります。
本業をおろそかにしない範囲で行う
副業はスキルアップになるし、収入アップにもなりますが、本業あってこそです。
稼働時間が短い分、本業に比べて、スキルの伸びや収入はかないません。
副業を優先したいなら、本業を辞めて、フリーランスになったり転職するなどの覚悟が必要です。
安請け負いはしない
エンジニアとして、時給2000円以下だとかなり安いです。
未経験や初心者のうちは、経験のために安い案件を受けても良いかもしれませんが、自分の価値を落とさないように、適切な単価設定をしましょう。
相場がわからない場合は、フリーランスエージェントに聞いてみると良いでしょう。
税金について理解しておく
副業で得る収入は、税金が引かれていないので、自分で確定申告しなければいけません。
そのために、日々の支出を管理しておき、経費で落とすなどの節税もした方が良いでしょう。
いくら税金が支払うのか、どんな支出が経費になるのかを理解しておきましょう。
エンジニア副業の時間管理のコツ
副業は業務時間外にやるものですから、時間管理が重要になってきます。
案件を獲得しても、サボることはできてしまいますし、サボっているとすぐに契約を切られてしまいます。
時間管理の方法を決めておきましょう。
平日の朝にやる【おすすめ】
おすすめは、平日の朝にやってしまうことです。
通勤がなかったり、リモートワークで残業がなくなった人は、朝の時間に余裕があるのではないでしょうか。
後回しにすると追い込まれてしまうので、朝に終わらせてしまいましょう。
平日の夜にやる
平日は本業があるので、スケジュールが決まっています。
19時まで仕事をやって、20時から副業をするなど、毎日のルーティンが作りやすいのです。
ただ、夜は誘惑が多いので、何曜日の何時から副業をすると決めておきましょう。
土日にまとめてやる
副業は土日にやるものだと考えているかもしれませんが、土日の副業は、平日で終わらなかった分を片付けるくらいにしておくと良いでしょう。
土日は、スケジュールが曖昧ですから、午前中にやると決めていても、家族との用事や美容院に行くなど、突発的な予定が入りがちです。
もし質問したいことがあったとして、土曜日に送っても、返信は月曜になることもあります。土日にやることはできるだけ少なくして、ゆっくり休んだり、勉強をしましょう。
エンジニアが副業しやすいスキル
エンジニアのスキルでも、副業がしやすいスキルと、副業しづらいスキルがあります。
RubyやPHPなどのスクリプト言語
RubyやPHPは、ベンチャー企業が採用している言語なので、副業案件が多いです。
一方、Javaは大企業が採用している言語なので、副業が禁止なことが多く、副業に使う言語としておすすめできません。
RubyとPHPはオワコンなのか?現役フリーランスエンジニアが解説!
ReactやVue.jsなどのモダンなフロント言語
Javascriptの中でも、ReactとVue.jsは副業案件が多めです。
PHPとRubyのどちらかと、ReactかVue.jsのどちらかを習得していれば、副業案件に困ることはありません。
難しい技術ではないので、本業の傍ら、身につけてしまいましょう。
フロントエンドのスキルは、全般的に副業におすすめです。
AWSの基礎知識
副業でインフラをやることはあまり多くないですが、AWSはインフラのコード化ができるので、副業で任せることもあります。
サーバサイドエンジニアだとしても、AWSにデプロイするなど、基礎知識は必要になるので、最低限の知識は持っておきましょう。
エンジニアが副業を行う方法まとめ
エンジニアになるために転職活動をしたことがある人なら、副業探しが簡単に感じると思います。
- 短時間だけのお手伝いだから
- 副業している人が少ない
- 契約をすぐに切れる
このような理由から、副業案件を獲得できる可能性は高いです。
- 副業から転職
- 副業からフリーランス
といったキャリアは、リスクが低いので、キャリアプランの間に副業を入れてみることをおすすめします。