今回は、新卒は残業すべきかどうかについて解説していきます。
「新卒は何もできない分、労働時間が伸びるのは当たり前だ」
という意見もあれば、
「新卒は何もできないんだから、早く帰りなさい」
という意見もあります。
僕は、後者の意見です。
そもそも、中堅であってもベテランであっても、残業はすべきではありません。
会社には定時というものがあり、1日8時間、1週間で40時間労働を決められているので、それに倣うべきです。
新卒のうちはとくに、残業はしないほうが良いので、その理由について解説します。
新卒で残業しないほうが良い!
新卒は社会人になりたてで、いろんなことを吸収できる時期です。
その貴重な時期を残業に使ってしまっていいのでしょうか。
若い時期を仕事だけに捧げるのはもったいない
大学生までは、時間も体力もあるけどお金がないという状態です。
しかし、新卒になると、そこそこお金に余裕が出てきます。
社会人は時間がないと言われますがそれは残業しているからであって、もし新卒で残業をしなければ、
- 時間
- 体力
- お金
の全てに余裕がある最強の状態になります。
人生で数年しか無い最強の状態で、仕事だけをするのはとてももったいないです。
旅行に行ったり、恋愛をしたり、飲み会しまくったり、大学生のとき以上に楽しめることが増えます。
それでも将来のために仕事に捧げるのは問題ないですが、嫌々残業をさせられるような時間の使い方は止めましょう。
特に、新卒のうちから貯金するのはかなりもったいないので、いろんなことにチャレンジできる時期は貯金なんかせず、賢く使っていきましょう。
貯金するために残業するなんて、もってのほかです。
給料が安い時期に残業をしても残業代は安い
新卒は他の先輩社員に比べると給料が安いです。
残業代は、給料の時給換算✕1.25が支払われるので、給料が安ければ、その分残業代も安くなります。
他の先輩たちは、残業をするだけのお金をもらっているかもしれませんが、新卒で残業をする金銭的なメリットはほとんどありません。
また、残業をしている先輩たちは、家のローンや子供の教育費など、生活費を賄うためにやっている場合が多いですが、新卒の頃はそんなに支出が多くないので、残業代をもらうメリットは少ないです。
残業して、そのお金を貯金に回してしまうのはもったいなさすぎです。
残業しないで副業をするべき!
もし働き足りないのなら、早く家に帰って、副業を始めましょう。
副業を始めれば、
- スキルが身につき、
- 収入も残業代以上になり、
- 仕事がなくなる不安が消える!
というメリットがあります。
副業は最初は稼げないと思いますが、継続していれば、必ず稼げるようになります。
自分で稼いだお金というのは、残業してもらったお金よりも稼いだ達成感があります。
残業をしてお金を稼ごうとしている人は、副業に切り替えていきましょう。
新卒で残業が多い場合にやるべきこと
上司からの命令もあって、残業が多くなっている人もいると思います。
そんな人がやるべきことは以下の通りです。
- 周りの人達の残業時間を調べてみる
- 偶然繁忙期かもしれないと考える
- 転職を考える
1つずつ解説します。
周りの人達の残業時間を調べてみる
まずは周りの人達の残業時間を調べてみてください。
みんな残業しているようだったら、上司の命令のせいではなく、これからずっと残業が続きます。
その会社にいる限りは、残業がなくなることはありません。
逆に、周りの人達がほとんど残業していないようなら、抜け出すことはできるかもしれません。
部署を変えてもらうとか、OJTの先輩を変えてもらうとかです。
偶然繁忙期かもしれないと考える
今の会社のいつが繁忙期なのかを教えてもらいましょう。
繁忙期だから残業が多いのであれば、仕方がないです。
繁忙期が終わるまでは乗り越えましょう。
繁忙期ではないのなら、残業をすぐに止めるべきですし、これから繁忙期が来たらさらに忙しくなります。
転職を考える
どうしても残業が減らないようなら、転職を考えましょう。
社会人になると、学生の頃とは求める条件が変わってきますから、今まで目に止まらなかった企業が良く見えてきたりします。
新卒で転職をするのは全然悪いことではなくて、実際に社会に出てから、理想の働き方に気づくことが大半です。
思っていた会社と違うことなんてよくあることなので、次の会社を探してみましょう。
新卒の平均残業時間は?
新卒はどれくらい残業をしているのかも気になると思いますので、解説します。
20時間以内が一般的
1日1時間以内の、月20時間以内が一般的です。
1時間以内の残業なら誤差に近いので、ほとんど残業をしていないと考えていいでしょう。
なので、残業時間が20時間以内なら、ブラック企業ではないし、許容できる範囲内です。
20時間を超えているかどうかを1つの指標として、残業が多いか少ないかを考えてみましょう。
45時間を超えたらブラックを疑うべき
月に45時間以上の残業をしているようなら、ブラック企業を疑いましょう。
先ほど書いたように、
- 周りの人たちも同じくらい残業しているか
- 繁忙期かどうか
も調べてみてください。
45時間以上が続くようなら、労基法違反になってくるので、完全なブラック企業です。
労働時間については、労基法の36条に書かれているので、36(サブロク)協定なんて言われたりしますね。
年間残業時間が360時間だからサブロクなのかも笑
前項の限度時間は、一箇月について四十五時間及び一年について三百六十時間
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000049#171
新卒の残業時間はゼロでいい
新卒で残業するメリットは会社側にとってもほとんどないので、残業時間はゼロを目指していきましょう。
新卒の残業代が、時給2500円だったとして、おそらく1時間で2500円以上のパフォーマンスは出せないからです。
会社としても、新卒に残業をさせるのは損にしかならないのです。
残業をさせるメリットがあるのは、会社の売上に貢献してくれそうな中堅社員だけです。
彼らは残業代以上の売上を出すことができるので、会社側にメリットがあります。
新卒で残業をするメリットはある?
じゃあ、新卒で残業をするメリットはゼロなのかというとそうではありません。
既に新卒で残業地獄にハマっている人のために、残業するメリットも書いておきます。
短期間でスキルを伸ばせる
今の仕事を覚えるスピードが若干早くなります。
当たり前ですが、8時間働くよりも、10時間働いたほうが仕事は定着しますし、何かスキルを学びながら仕事をしていたのなら、短期間でスキルを伸ばすこともできます。
上司より先に帰れないから、とりあえず残業をしているという人は、何か身につくようなことをしてみましょう。
仕事ができるようになるのは楽しいので、残業が苦じゃなくなってきます。
残業代がもらえる
新卒でもらえる残業代は少ないと言いましたが、それでも残業代がもらえるのは多少なりとも嬉しいことです。
ただ、この残業代を貯金するのはもったいないので、これで自己投資をしてみたり、自分のために使っていきましょう。
お金を使うといっても、残業のストレスを発散させるためにギャンブルに使うのは良くないですけどね。。笑
僕が新卒のときは、以下のようなことにお金を使ってました。
- バイク(40万)
- 野球観戦
- コンサート
- デート代
- 旅行代
趣味は人それぞれなんで、何か好きなことに使うといいと思います。
周りの人と仲良くなれるチャンスが増える
残業時間ってなんだか周りの人と雑談する機会が多くなります。
たばこを吸ってるときの感覚に近いんですかね。たばこ吸ってないので分かりませんが。笑
普段怖そうな上司と仲良くなったり、先輩に気に入ってもらえたりと、残業をして良いこともあります。
人間関係はストレスなく働く上でとても大事ですし、何か困った時の助けにもなってくれるかもしれません。
残業を止めることができないなら、残業を楽しむしかありませんから、メリットを享受していきましょう。
まとめ: 新卒は残業しないのが一番!
今回は、新卒は残業すべきかどうかについて解説しました。
結論としては、残業はしないほうが良いです。
残業する代わりに、
- 今しかできないことをする
- 副業をする
などに切り替えたほうが豊かな人生になります。
残業が多いのかなと判断するためには、
- 周りの人達の残業時間を調べる
- 繁忙期かどうか調べる
- 月45時間以上を連続していないか
などを基準にしてみてください。
もし残業が多くて、なかなか抜け出せないなら、
- 転職を考える
- 残業を楽しむ
のいずれかです。
残業してる自分はダメだ〜とネガティブにならないでください。
僕は残業はおすすめしませんが、メリットだってあります。そうでなければ、誰も残業をしませんからね。
新卒で残業をどれくらいするのが普通なのかな?と疑問に思っている人の解決になればいいなと思います。
それでは!