『エンジニア未経験だけど、いきなり就職するのは不安があるから、まずは副業から始めてみたい』
と思っている人向けの記事です。
結論を言うと、エンジニア未経験でも受けられる副業はあります。
副業を受けられるレベルや副業探しの方法、おすすめの副業サイトなども紹介していきます。
エンジニア未経験から副業を始めるメリット
副業は、本業のスキルを活かすのが一般的です。
ただ、エンジニアの場合、未経験でも副業をすることはできますし、メリットもあります。
メリットは以下の通り。
- 実務レベルのスキルを習得できる
- 今の本業を辞めずにエンジニア職にチャレンジできる
- 副収入が手に入る
実務レベルのスキルを習得できる
副業は、案件選びに失敗しても、本業を失うわけではないですし、また次の案件を探せばいいだけです。
毎回チャレンジができる案件に飛び込むことで、実務レベルのスキルをいち早く身につけることができます。
一人で勉強したり、教材の通りに進めるよりも、実際の現場で試行錯誤したほうが技術力は上がりやすいです。
失業するリスクを侵さずに、スキルを習得できるのは、副業の最大のメリットです。
今の本業を辞めずにエンジニア職にチャレンジできる
いざエンジニアに転職してから、「やっぱ合わなかったな」と感じる人が出てくるかもしれません。
そうしたリスクを排除するために、まずは副業でエンジニア職を体験してみて、肌に合うようなら本業の転職を目指すパターンもありです。
副業をもらっている企業にそのまま転職できたりもするので、転職活動の手間を省くこともできます。
副収入が手に入る
副業なので、副収入が入ります。
未経験だと時給は高くないと思いますが、それでも普通のアルバイトをするより遥かに高い金額がもらえます。
副業収入だけでも、お小遣いとしては十分でしょう。
エンジニア未経験から副業を始めるデメリット
未経験から副業を始める人は多くないので、ついていくのは大変です。
未経験だからこそ、以下のようなデメリットも出てきます。
- 未経験OKの案件が少ない
- 低単価の案件が多くなる
- 古い技術の案件が多くなる
未経験OKの案件が少ない
副業は、短時間だけでも、エキスパートに手伝ってもらいたいという思いで募集をかけます。
そこに勉強させてもらいにいくような未経験エンジニアが募集はできないわけです。
未経験とはいえ、副業をするなら一人前のエンジニアと同じくらいの働きができるようにならないといけません。
モダンな技術を使っている会社で副業をするなら、最低でも実務経験が1年くらいは必要になります。
低単価の案件が多くなる
「未経験でもいいから欲しい」と考える企業は、単価が安いです。
企業側は、とにかく人手がほしいから安くて大量に採用したい。
求職者側は、安くても経験が積みたいから応募すると考えるので、受給が一致しているわけです。
未経験で副業を始める際は、収入よりもスキルアップを目的としたほうが良いですね。
古い技術の案件が多くなる
古い技術の案件には、優秀な人がなかなか来ません。
最初のうちは、経験を積むためと考えて、技術うんぬんよりも、エンジニアとして働くことを優先しなければいけないかもしれません。
収入が低くて、使っている技術も古いとなるとモチベーションが下がるかもしれませんが、これが未経験エンジニアの現実です。
副業でも数ヶ月〜1年くらいの経験を積めば、普通に転職できますし、もっと良い副業先も見つかります。
最初だけ耐え忍ぶ覚悟を持ちましょう。
エンジニア未経験でも副業ができるレベルとは?
エンジニア未経験でも、副業案件がもらえるレベルについて解説します。
【初級】IT用語がわかる
最低限、IT用語がわかるようにしましょう。
日々、プログラミングを学んでいて、分からないことがでてきたら調べるとか、Qiitaのようなエンジニア専門サイトを読んで、エンジニアの語彙を理解していきましょう。
初級くらいだと、Web制作案件とか、テストエンジニア案件くらいしか取れないと思います。
テストエンジニアは、技術的なことはほとんどやらないので、あまりおすすめできません。
【中級】一人でWebサービスが作れる
中級レベルまでできれば、プログラミングができる案件を取れるようになります。
一人で作れるというのは、インフラ、サーバサイド、フロントの主要技術を抑えていて、他の人が見ても使えるWebサービスが作れることです。
ポートフォリオを作ることで、一人でWebサービスを作るスキルを養っていきましょう。
【上級】チーム開発の手法まで理解している
上級レベルまでできると、副業案件の獲得には困らなくなります。
アピールが上手ければ、副業サイトからスカウトをもらえるレベルです。
チーム開発を未経験の状態で実践するのは難しいですが、一部のプログラミングスクールでは、チーム開発実践のカリキュラムもあるので、スクールに通うのもいいでしょう。
●転職に強いプログラミングスクールはこちらで紹介しています。
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エンジニア未経験から副業を獲得する方法
ここからは、エンジニア未経験から副業案件を獲得するための、具体的な方法について解説していきます。
アピールするためのポートフォリオを作る
中級レベルのスキルを持っていることをアピールするために、ポートフォリオを作成しましょう。
相手企業に見せることができるアピールポイントを作らないと、評価してもらえませんからね。
実務経験でアピールできない分、ポートフォリオを充実させて、スキルレベルを評価してもらうようにしましょう。
副業案件サイトでひたすら応募する
副業案件サイトに片っ端から登録して、自分のスキルと合っていそうなところに応募しましょう。
全部の企業に応募してしまうと、落ちた時に応募する企業がなくなってしまうので、自分のスキルに合っているところ限定で、応募していきます。
もし、1件も返信がなければ、まだ技術力が未熟なので、もっとポートフォリオを充実させましょう。
低単価案件でも実績のために受けていく
まれに、ありえないくらいの低単価を提示されることがあります。
他の応募状況を見て、他に受かりそうもないなら受けてしまってもいいと思います。
副業でエンジニアをしたことがあるという実績になり、職務経歴書に書いたり、面接時のアピールに使えます。
エンジニア未経験者が使える副業案件サイト
エンジニア未経験者でも使える副業案件サイトを紹介します。
Wantedly
Wantedlyは、転職SNSなので、経験に関わらず気軽に話を聞くことができます。
気になる企業に応募してみて、話だけでも聞いてみましょう。
エンジニア採用に苦労している企業なら、未経験でもすんなり採用してもらえるかもしれません。
workship
Workshipはスタートアップ企業が多いので、掲載している企業は、とにかく人手が足りないイメージがありました。
スタートアップは、お金を出し渋るよりも、とにかく開発スピードを上げたいので、未経験でも興味を持ってくれるなら採用もありだと考えています。
スタートアップでの実務経験は、やることの幅が広いので大きなスキルアップに繋がります。
Offers
Offersは、安定して副業案件を掲載しているサービスです。
自分から応募もできますが、オファーを待つ方が採用確率が高いので、登録しておいて定期的にプロフィールを更新しておきましょう。
忘れた頃に、優良企業からオファーが来ることもあります。
エンジニアが未経験なら、本業で経験を積むのが王道!
どうしても本業が辞められないなら、副業から始めるのも仕方がないですが、やはり本業で経験を積むのが王道のキャリアです。
本業での経験があると、副業案件も獲得しやすい
本業での経験がゼロとイチでは、評価のされ方が全く違います。
副業の案件獲得に苦労し続けているなら、転職して、本業でエンジニアをやる覚悟が必要かもしれません。
本業で数ヶ月くらい経験を積めば、簡単に副業案件をゲットできますし、仕事に困らなくなります。
未経験からの副業は、あくまで本業に転職するための実績作り程度に考えておきましょう。
副業だと得られるスキルに限界がある
副業で働く時間は週に10時間程度です。
本業なら週40時間働くことができるので、コードに触れている時間も4倍違います。
家で勉強しているだけなら、副業をして実務経験を積んだほうが良いですが、やはり本業のスキル習得スピードには勝てません。
本気でエンジニアになるつもりなら、本業を目指す方がスキルアップに繋がります。
●本業で転職を目指す方はこちらも御覧ください。
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●副業についてもっと知りたい方はこちらもどうぞ。
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