こんにちは、ケンジです。
未経験から半年でベンチャー企業の正社員エンジニアになり、その後フリーランスとして独立をしました。現在、エンジニア歴7年目で、法人化して会社経営をしています。
このブログでは、エンジニアとして転職や独立をしてきた経験を元に、未経験からのエンジニア転職やフリーランスエンジニアになる方法などを解説しています。
「フリーランスエンジニアになりたいけど、案件が継続的に見つけられるか不安。。」
「フリーランスエンジニアになったけど、契約を切られてしまって、次の案件が見つからないよ」
このような不安を持っている方向けの記事です。
案件が決まらない理由は、スキル不足以外の部分にある可能性も探りましょう。
そして、案件を決めるために、スキル磨きから案件の探し方までを1つ1つ見直していきましょう。
フリーランスエンジニアの案件が決まらない理由と解決策
案件が決まらない理由は以下の通りです。
- スキル・経験が足りていない
- 求める条件が高すぎる
- 自己分析をしていない
- エージェントを活用していない
- 商談・面談の対策をしていない
- アピールをしていない
1つずつ解説します。
スキル・経験が足りていない
スキルと経験がある程度ないと、どの案件にも採用してもらえません。
どのようなスキルが必要になるかは、先に案件を見て決めていくと良いでしょう。
必要なスキルの見極め方については、スキル不足なフリーランスエンジニアが生き残る方法を解説しますをご覧ください。
フリーランスエンジニアになるための経験は、最低で1年以上は必要です。最初から良い条件で案件を受けるためには、3年くらいの実務経験があると良いでしょう。
実務経験を積むためには、エンジニア転職を成功させる方法まとめの記事を参考に、エンジニア転職を目指しましょう。
求める条件が高すぎる
案件に求める条件が高すぎると、案件が決まらなくなってしまいます。
フリーランスエンジニアの単価相場をスキル・経験年数ごとに調べておき、相場を超えないような条件に設定してみましょう。
譲れない条件や、妥協しても良い条件を決めておくことも大切です。
自己分析をしていない
自分が持っているスキル、経験を今一度振り返ってみましょう。
スキルシートや履歴書に書いていなかったことがあるかもしれません。
些細なことでも良いので、自分が持っているスキルを片っ端から書いていきましょう。もしかしたらそれが面接官に良い印象を与えるかもしれません。
エージェントを活用していない
案件獲得に困っていてエージェントを使っていない人は、エージェントを使うことをおすすめします。
いきなり自分1人で案件を見つけることはとても難しく、継続して案件を探していくことは不可能に近いです。
営業する労力や時間を短縮するためにも、エージェントを活用してみましょう。
商談・面談の対策をしていない
スキルシートや履歴書だけでは案件は決まりません。
その後の商談や面談で、人となりやコミュニケーション能力を見られます。
商談や面談の対策は結構おろそかにされがちですが、対策をばっちりしていくと、案件の成約率がぐっと上がってきます。
スキルシートは通っている状態なので、対策次第で案件が決まるまであと一歩です。
インターネット上でアピールをしていない
普段から、SNSやブログなどで自分のスキルや経験をアピールしておくことも大切です。
フリーランスの案件サイトには、ポートフォリオURLやSNSアカウントを連携できるようになっているので、日頃の行いやプログラミングに対するモチベーションなども見られる可能性があります。
案件獲得前の段階でもアピールをしておくと、成約率アップに繋がります。
https://tabmac.co.jp/engineer/caution-make-portfolio
それでも案件が決まらないときにやるべきこと
案件を決めるためにここまで一通りやっても、なかなか決まらないときは、以下の方法も考えてみましょう。
- 直接営業をかけてみる
- プログラミングスクールの講師をしてみる
- 副業の案件を探してみる
- 会社員への転職を考える
あくまで、解決策を全て行った後の妥協案です。
これらを最初から行うのはおすすめしません。
直接営業をかけてみる
エージェント経由で案件が決まらない場合、直接営業をかけてみましょう。
エージェントにしてもらう案件は、大手や資金のある企業がメインです。
創業したてのスタートアップなどはエージェントからの紹介はされないので、自分で営業することで、契約してくれる企業があるかもしれません。
直接営業の方法は以下の方法がおすすめです。
- Wantedlyでコンタクトをとる
- 企業HPから問い合わせをする
直接営業の方法についてもっと詳しく知りたい方は、転職がSNS感覚でできる?話題の転職SNSを紹介します!を御覧ください。
プログラミングスクールの講師をしてみる
開発案件が決まらなくても、プログラミングスクールの講師ならできるかもしれません。
プログラミングスクール講師になる敷居は結構低く、初心者レベルのスキルがあれば簡単になることができます。
プログラミングスクール講師として生活の基盤を作りつつ、さらなるスキルアップを目指して案件獲得を目指しましょう。
副業の案件を探してみる
本業として行う案件と副業の案件は少し異なります。
フルタイムでの採用はできないけど、副業としてお試し採用ならOKという企業も少なくありません。
ただ、副業の場合は基本エージェントは使えず、直接営業と同じように自分で案件を見つける必要があります。
副業探しにおすすめのサービスは以下の通りです。
副業探しについてもっとくわしく知りたい方は、副業したいプログラマにおすすめの副業サイト【利用経験あり】を御覧ください。
会社員への転職を考える
スキルと経験が足りずに案件が決まらない場合、会社員として働く方法もあります。
フリーランスエンジニアになる人は、元々会社員として働いていて独立した人がほとんどだと思いますが、もう一度会社員をしてはいけないという決まりはありません。
会社員としてのエンジニア転職なら、経験が少なくても採用してくれる企業はたくさんありますし、エージェントもいろいろ紹介してくれます。
エンジニア転職について、詳しく知りたい方は現役エンジニアが選ぶおすすめの転職サイトと転職エージェントをご覧ください。
案件が決まらないならフリーランスになるメリットは少ない
フリーランスになるメリット1つは、会社員よりも収入が高くなることですが、案件が数ヶ月決まらない状態が続いてしまうと収入は会社員よりも低くなってしまいます。
フリーランスになったのに、以下のようなデメリットだらけになってしまいます。
- 収入が下がる
- 収入が不安定で精神的にもきつい
- 現場経験が少なくなるからスキルは身につかない
- 経理は自分でやらないといけない
プログラマーが不足している今の時代で案件が数ヶ月も決まらないのであれば、会社員に一度戻ることをおすすめします。
正社員転職におすすめの転職エージェントは【SE転職】SEを目指す人向けのおすすめ転職サイトと転職エージェントでも紹介しているので、会社員として数年間下積みをしてから、再度フリーランスに挑戦してみましょう!
案件が選べるようになるメリット
案件が決まるようになり、こちらから選べるようになってくると、様々なメリットがあります。
- 強気の交渉ができる
- 新しい技術へのチャレンジができる
- 上流工程の経験を積める
- 生活や仕事への不安がなくなる
案件が決まるようになるまでには時間がかかるかもしれませんが、その先には素晴らしいフリーランス生活が待っています!
強気の交渉ができる
複数の案件から選べるようになると、良い条件を提示して、案件にフィルターをかけることができるようになります。
例えば、以下のような交渉ができるようになります。
- 単価アップしてほしい
- リモートワークがしたい
- 週3日で働きたい
- 好きな時間に働きたい
こうしたちょっとしたワガママにも思えるような交渉も、OKしてくれる可能性があります。
ただ、あまりに強気な交渉をしすぎると、また案件が決まらなくなってくるので、常に自己評価を怠らず、常識の範囲内で交渉しましょう。
新しい技術へのチャレンジができる
フリーランスエンジニアは、即戦力が求められるので、基本的に未経験の技術の案件を受けることはできません。
しかし、案件を選べるような立場になると、未経験でもいいから契約したいと言ってくれる企業が現れます。
なぜなら、プログラミングのスキルだけではなく、設計のスキルや今まで関わってきたプロダクト開発の経験が欲しいと思ってくれているからです。
未経験の技術でもすぐに習得できるくらいの経験が必要ですが、案件が選べるようになったら、未経験の技術を使っている案件にも応募してみましょう。
生活や仕事への不安がなくなる
案件が決まらないフリーランスは、常に仕事がなくなる不安や生活ができなくなる不安を抱えています。
案件が決まるようになってくると、仕事や生活の不安がなくなり、新しいことにチャレンジしたり、仕事の負担を減らすことができるようになります。
案件が決まるフリーランスが次に始めることの例をあげてみます。
- 自分でビジネスを始める
- 案件の仕事を週3日にしてもらう
- 完全リモートワークにして、ゆったりと仕事をする
上記のような生活ができるようになります。
案件が決まらないフリーランスエンジニアへアドバイス
案件が決まらずに悩んでいるフリーランスの方々へ、僕からアドバイスをさせてもらいます!
最初は条件を緩めにすべし
案件が決まるまでは、ちょっと条件を緩くするのがおすすめです。
経験年数1年あれば単価60万は超えたい、などの希望はあるでしょうが、まずは経験を積むことのほうが大事なので、低めの提示があっても受けてみたほうがいいですよ。
案件が決まるようになってくれば、ストレスの無い状態で仕事ができるようになるので、それまでは条件を緩くしてみましょう。
早い段階で案件を掛け持ちすべし
仕事の契約を切られてしまい、次の案件が見つかるか不安なのであれば、案件を掛け持ちすることも考えてみましょう。
週3日の案件を2つ受けるとか、フルタイムの案件と副業でもう1つ受けてみるなどです。
どちらかの契約が終了しても、もう1つがあるという安心感があります。
勤務時間が多くなったり、管理が大変になってしまいますが、それでも仕事や生活の不安を解消するための良い方法です。
フリーランスが案件を掛け持ちすべき理由を解説!【掛け持ちする方法も】
開発以外の仕事も進めていくべし
フリーランスエンジニアとしての仕事は、案件をもらわないとできません。
それなら、案件をもらわずにできる仕事を始めてみるのはいかがでしょうか。
例えば、以下のような仕事です。
- 個人開発をしてみる
- ブログを始めてみる
- YoutubeやSNSで発信してみる
これらの仕事は、自分1人でできますし、たとえお金にならなくてもアピールポイントにもなります。
僕もこのようにしてブログをやっていますが、こうして書いた記事を見て、仕事をいただけることもあれば、記事自体が収益化することもあります。
まとめ: 案件探しに困らないフリーランスになろう
今回は、フリーランスエンジニアの案件が決まらない理由と解決策について解説しました!
案件が決まらない理由は以下の通りです。
- スキル・経験が足りていない
- 求める条件が高すぎる
- 自己分析をしていない
- エージェントを活用していない
- 商談・面談の対策をしていない
- アピールをしていない
スキルだけでなく、市場の相場理解や適切な探し方ができていないことが原因です。
そして、案件を決めるための解決策は以下の通りです。
- スキルを磨き、経験を積む
- 市場の相場を知る
- スキルシートを見直す
- エージェントを見直す
- 商談の対策をする
- SNSなどで積極的にアピールする
持っているスキルの棚卸しをして、スキルをアピールする場所、適切な案件を探してくれるエージェント探しなど、1つ1つ見直していきます。
案件が見つからないと収入が途絶えてしまいますから、フリーランスエンジニアにとって案件を見つけるというのは、プログラミングをする以上に大切なことです。
そして、案件が選べるほどになったフリーランスエンジニアは、自由に働くことができます。
それでは!