プログラミング初心者であることを表す「駆け出しエンジニア」というハッシュタグやアカウント名をTwitterで見かけることがあります。
駆け出しエンジニアを発見
ベテランエンジニアの中には、「駆け出しエンジニア」は気持ち悪いと感じる人もいるようです。
なぜ駆け出しエンジニアを気持ち悪いと感じてしまうのか、その理由について解説します!
- 駆け出しエンジニアを気持ち悪いと感じてしまう理由
- 駆け出しエンジニアと名乗らない方がいい理由
- 駆け出しエンジニアが気持ち悪いと言われない方法
ぜひ最後までご覧ください!
駆け出しエンジニアを気持ち悪いと感じてしまう理由
僕がエンジニアの駆け出しだった頃(5〜7年前くらい)、Twitterで「駆け出しエンジニア」と名乗る人はいませんでした。
僕も駆け出しの頃は、Twitterで初心者同士で繋がる風習は無かったし、ひたすら1人でモクモク勉強の日々だったからです。
誰かが数年前に「#駆け出しエンジニアと繋がりたい」というハッシュタグで発信を始め、徐々に広がっていったのだと思われます。
そんな駆け出しエンジニアと名乗る人たちを、ベテランのエンジニアの中にはよく思っていない人がいるようです。
なぜそんなに毛嫌いするのでしょうか。
勉強中なのにSNSで頻繁に発信しているから
一刻も早くプログラミングスキルを身につけて、エンジニアになろうとしている人がTwitterをやっていることに違和感があるからです。
- 今日何をやった
- 将来こんなことをしたい
- ポートフォリオのアイデアを思いついた
など、発信内容は様々ですが、そんなことをしている暇があるなら勉強しろというのが、ベテランエンジニアの意見なのでしょう。
そういった発信をすることで、
- 仲間と一緒に勉強できる
- 先輩にアドバイスを教えてもらえる
- 採用担当者に頑張ってるアピールができる
などのメリットもありますが、プログラミング学習は結局は一人でやるものですから、周りの人を巻き込むだけ成長はしません。
- チーム開発の実践がしたい
- どうしても分からないことを聞きたい
というときだけ、SNSで発信をするようにして、それ以外は受験勉強のように自分の部屋に籠もってもくもく勉強するべきです。
初心者同士での繋がりが多いから
「駆け出しエンジニア」のハッシュタグで繋がるのは、基本的には駆け出しエンジニア同士だけです。
初心者同士で繋がっても、慰め合いができるだけで、プログラミングスキル向上に役立つことはほとんどありません。
たまに、説教をしたがる説教おじさんから、「エンジニアとは」をひたすら聞かされるくらいです笑
オンラインサロンなんかも同じですが、初心者ばかりで集まってもそこから抜け出すことはできないので、孤独と戦いながら作業量、勉強量で初心者を抜け出すべきだと思います。
いつまでも駆け出しから抜け出さないから
自分から駆け出しと名乗ってしまうと、いつまで経っても駆け出しから抜け出すことはできません。
駆け出しエンジニアという立場を止めてしまうと、今まで一緒に勉強してきた仲間やフォロワーがいなくなると考えてしまい、そのまま駆け出しエンジニアを名乗っておこうという気持ちになるからです。
だったらむしろ「プロエンジニア」みたいに背伸びをして、必死にプロエンジニアを目指す方が自分のためになると思います。
「駆け出しエンジニア」には、自分は駆け出しだから優しくしてねという甘やかしすらも感じるようです。
駆け出しエンジニアと名乗らない方がいい理由
SNSだけでなく、面接時などにおいても、エンジニア初心者は駆け出しエンジニアと名乗らないほうがいいです。
- 初心者アピールにメリットはほとんど無い
- ベテランエンジニアが優しく教えてくれるわけではない
- 最短で一人前を目指すべき
初心者アピールにメリットはほとんど無い
初心者であることをアピールすれば、一部のベテランエンジニア(説教おじさん)がフォローしてくれるかもしれませんが、転職にはマイナスになります。
この人は初心者だから採用しないとか、給料は安くてもいいだろうとなめられてしまうからです。
仮に素晴らしいポートフォリオを作ったとしても、初心者と見られるだけでポートフォリオの価値を発揮できなくなってしまいます。
初心者であっても、はっきりと「一人前エンジニア」と名乗りましょう。
ベテランエンジニアが優しく教えてくれるわけではない
初心者であることを発信しておけば、ベテランエンジニアに優しく教えてもらえると思ったら大間違いです。
むしろ説教を受けるばかりで、厳しく当たってくることもあります。
駆け出しエンジニアと名乗ってしまうと、他のエンジニアに見下されてしまうからです。
一人前のエンジニアと名乗っておけば、対等な関係でいられるので、分からないことを教えてくれることもあるでしょう。
ただ、プログラミングは基本的に独りで学ぶものであり、誰かに教えてもらうという姿勢だと、いざエンジニアとして働くことになったときに厳しい思いをします。
最短で一人前を目指すべき
これからエンジニアになりたい駆け出しエンジニアは、Twitterで発信したりせず、とにかく勉強を進めましょう。
それで最短でプロのエンジニアになったら、そこからTwitterで発信すればいいのです。
その方が価値のある内容を発信することができるし、一人前のエンジニアとして堂々と発信できるため、周りのフォロワーも優秀な人が集まります。
SNSの使い方は様々ですが、何も持っていない人(駆け出しエンジニア)より、何かしら持っている人(エンジニアになれた人)の発信の方が面白いと思います。
駆け出しエンジニアが気持ち悪いと言われない方法
駆け出しエンジニアが気持ち悪いと言われないためにはどうすれば良いのでしょうか。
- SNSをやらない
- 駆け出しエンジニアと名乗らない
- 対面で多くの人と接する
SNSをやらない
駆け出しエンジニアのうちはSNSはやるべきではありません。
SNSを見てしまうと時間を浪費してしまいますし、発信する内容もあまりありません。
「駆け出しエンジニアが一人前のエンジニアになるまでの成長過程」を発信することもできますが、本来の目的である「エンジニアになる」ことが結局おろそかになってしまいます。
最短でエンジニアになるためには、SNSを断ち切ってひたすら勉強あるのみでしょう。
効率の良い学習方法を知りたいのであれば、SNSではなく、プログラミングスクールに通ったほうが良いと思います。
プログラミングスクールは高くて通えないという人は独学でも十分できます。
駆け出しエンジニアと名乗らない
たとえ駆け出しのエンジニアであっても、「駆け出しエンジニア」と名乗ることにメリットはありません。
言い方を変えたほうがいいでしょう。
- プログラミング学習中の営業マン
- バイトからエンジニア目指す
- Ruby大好きエンジニア
みたいな感じで、駆け出しっぽさは残しつつも、「駆け出しエンジニア」と名言しないほうが印象は良くなります。
ハッシュタグも「#駆け出しエンジニア」は使わず、「#プログラミング大好き」とか、印象が良くなるようなハッシュタグを使いましょう。
対面で多くの人と接する
ツイッターなどのSNSは顔が見えないから、いろいろと言われてしまうことが多いです。
お互いに顔を知っていれば変なことは言えなくなります。
なので、プログラミング勉強会や講演会で、いろんな人と対面で会い、SNSでつながることをおすすめします。
- 顔を知っているから叩かれない
- 優しくアドバイスしてくれる可能性が高くなる
- 現役エンジニアの顔を知れて、やる気が出る
上記のようなメリットがあります。
対面でのイベント開催は少なくなっていますが、Zoomセミナーでもやる気を出すには十分ですし、SNSより有益な情報が得られると思います。
駆け出しエンジニアを名乗るべき人はいるのか?
どんなことにも表と裏があるように、「駆け出しエンジニア」と名乗ることにもメリットを感じる場合があります。
ただ、ここまで書いてきたようにデメリットのほうが大きいので、諸刃の剣として利用しましょう。
- とにかく名前を広めたい人
- エンジニアになるまでのドキュメンタリーを発信したい人
- 他の駆け出しエンジニアの情報収集(スパイ)
とにかく名前を広めたい人
駆け出しエンジニアは何かと話題に上がりますから、検索される数も多くなります。
SNSなどで検索してもらいたいという人は「駆け出しエンジニア」を名乗ることが有効になるかもしれません。
ただ、注意しないといけないのが、駆け出しエンジニアをカモにしようと狙ってくる人たちです。プログラミングスクールに誘導してきたりするので、引っかからないように慎重に名乗りましょう。
エンジニアになるまでのドキュメンタリーを発信したい人
エンジニアになるまでにどんなことをしてきたのかを発信することで、これからエンジニアになる人たちの役に立ちたいという人も「駆け出しエンジニア」を名乗るべきかもしれません。
筆者も今こうしてエンジニアになるまで〜なってからの経験を交えながらブログを書いていますが、数年前の経験と今では時代が変化していて、参考にならない部分もあるかもしれません。
リアルタイムに状況を発信することで、今の時代に合った情報を提供できます。
エンジニアになるという目的を忘れなければ、リアルタイムでドキュメンタリーを残すために「駆け出しエンジニア」を名乗ることはありなのかもしれません。
他の駆け出しエンジニアの情報収集(スパイ)
既にエンジニアになっていて、駆け出しではないけど情報収集のために「駆け出しエンジニア」を名乗るというパターンもあります。
経歴詐称っぽいのでおすすめはできない方法ですが、例えば以下のような使い方ができます。
- 企業の採用担当がエンジニア採用のために利用する
- プログラミングスクールへの勧誘
- データ分析のため
- 本当の駆け出しエンジニアが周りの状況を知っておきたい
最も健全な④であってほしいですが、①〜③も十分にあり得ます。
最初にも書いたように、駆け出しエンジニアは諸刃の剣なので、使う側は目的を履き違えないようにしていただきたいですし、使うとどんな目的を持った人が寄ってくるのかも理解しておきましょう。
まとめ: 駆け出しエンジニアは心の中に留めておこう!
今回は、SNSなどで駆け出しエンジニアが気持ち悪いと言われている理由について解説しました!
記事の内容を簡単にまとめます。
- 勉強中なのにSNSで頻繁に発信しているから
- 初心者同士での繋がりが多いから
- いつまでも駆け出しから抜け出さないから
SNSをやらずに一人で勉強してきたベテランエンジニアからすると、駆け出しエンジニアの存在は理解できないのかもしれません。
- 初心者アピールにメリットは無い
- ベテランエンジニアが優しく教えてくれるわけではない
- 最短で一人前を目指すべき
最短で駆け出しエンジニアから一人前のエンジニアになれるように、SNSでの発信よりも勉強を進めていきたいですね!
- SNSをやらない
- 駆け出しエンジニアと名乗らない
- 対面で多くの人と接する
駆け出しエンジニアであることをアピールしたくなって、ついTwitterで繋がりたいと思う人は、心の中で留めておくか、言い方を変えてみましょう。
- とにかく名前を広めたい人
- エンジニアになるまでのドキュメンタリーを発信したい人
- 他の駆け出しエンジニアの情報収集(スパイ)
駆け出しエンジニアを使うべき人もいますが、基本的にはデメリットの方が大きいことを理解しておいたほうが良いでしょう。