こんにちは。ケンジです。
今回は、未経験でエンジニアになるのはやめとけと言われる理由について解説します。
結論から言うと、未経験でエンジニアになるのをやめる理由はありません。
誰しも最初は未経験ですから、何歳からでも、学歴が無くてもエンジニアになることはできます。
未経験でエンジニアはやめとけという人は、おそらくIT業界の一部しか見ていないと思われます。
IT業界と言っても、
- Web系(大手・ベンチャー)
- SIer
- Webマーケティング
- Web制作
などなど、それぞれ働き方や転職の仕方、必要なスキルも異なってきます。
今回は、Web系(大手・ベンチャー)のエンジニアになることを前提に、未経験でエンジニアはやめとけと言われる理由に対する反論を述べていきます。
それでは、始めます。
未経験でエンジニアはやめとけと言われる理由と反論
なぜ未経験でエンジニアになるのはやめとけと言われるのか、その理由は以下の通り。
- ①労働環境が悪い
- ②高齢になると働けなくなる
- ③勉強し続けないといけない
それぞれ詳細を解説して、僕なりの反論も述べていきます。
①労働環境が悪い
ITドカタなどと呼ばれ、IT業界=ブラック企業というイメージがありました。
僕が就活をしていた約5年前も、周りの就活生は「ITはブラックだから行きたくない」と言っていました。
IT業界の労働環境が悪いと言われるようになったのには、以下の原因があります。
- 離職率が高い
- 深夜残業がある
- 外に出られない
これらは、全て当てはまっていますが、だから労働環境が悪いことには繋がりません。
◯ 離職率が高いのは転職率が高いだけ
IT業界で働く人は、簡単に転職をするので、離職率は高くなります。
就活生や昔ながらの日本企業の基準だと、3年後離職率が高いと、ブラック認定されて人が応募してきません。
しかし、エンジニア職はどの世界でもスキルがあれば通用するので、1つの企業にこだわる必要がなく、すぐに転職してしまいます。
このようなIT業界の流れがうまく反映できていなかったため、労働環境が悪いと思われてしまいました。
◯ 深夜残業がある
システムは24時間動いているので、誰かが深夜に作業するのは仕方がありません。
- 定期メンテナンスのとき
- データセンターを管理する仕事
の人は、深夜に出社して働くことになります。
ただ、まともな企業であれば、振替休日を取ることができますし、深夜作業をするのもローテーションなので、月に1回程度です。
毎日のように朝から深夜まで働いているわけではないので、深夜残業があるからブラック企業であるというのは間違いです。
◯ 外に出られないのは本当です
営業職のように外に出て、仕事の合間にランチを取ったり、ちょっとサボったりしたいという意見でしょうか。
確かにエンジニアは外に出る機会はほとんどありませんが、今のコロナ禍の状況だと、外に出ずに仕事ができることがメリットにもなっています。
リモートワークができる仕事になって、息抜きは自宅でいくらでもできるようになりました。
◯ 労働環境が悪いわけではない
IT業界は、他の業界と比べると働き方が違うところがあるので、労働環境が悪いと思われてしまうのは仕方がありませんが、このブログではIT業界の知らない部分とか良い部分を出していますので、IT業界は働きやすいという考えに変わって欲しいです。
IT業界の労働環境はいい方だと思います。
もちろん、納期ギリギリになれば残業が増えることはありますが、今はエンジニア不足ということもあり、労働環境を改善しないとすぐに転職されてしまいます。
だから、どの企業も労働環境を良くして、優秀なエンジニアを雇おうと必死になっています。
②高齢になると働けなくなる
高齢になると働けなくなるのは、おおよそ合っています。
エンジニアは、35歳定年説があるくらいなので、若い人が多く、高齢で現役エンジニアという人には合ったことがありません。
管理職になるとか起業するなど、次のキャリアを目指しておかないと、働けなくなってしまいます。
しかし、これは他の業界でも同じで、高齢になれば転職はしづらいですし、早期退職を募っている企業もたくさんあり、高齢で高給な社員があぶれている状況になっています。
その中でどうやって生き残っていくか、全高齢社員が考えないといけないことだと思います。
③勉強し続けないといけない
エンジニアが勉強必須なのは本当です。
IT業界の技術の変化はすさまじいですから、毎日のように勉強しないとついていけなくなります。
ただ、平日の仕事終わりや休日にも勉強するのは、1年とか、長くて3年くらいです。
それだけ勉強すると基礎知識が身につくので、あとは仕事をしながら調べて解決できるようになります。
また、手を動かすエンジニアではなく、管理職になったり、起業してエンジニアを雇うようになると、技術に関する勉強はあまりしなくなりますね。
それでも、プロジェクトマネジメントの勉強や、税金や経営の勉強はしていくことになるので、何かしらの勉強は続けていくことになります。
手に職を付ける系の仕事は、勉強の毎日になるので、覚悟しておいたほうがいいですね。
ただ、手に職をつければ、転職や独立がしやすくなりますし、収入も高くなりやすいので、エンジニアに限らず、医者とか弁護士とか、税理士、看護師なども勉強が必要ですが、収入も高いですね。
「未経験でエンジニアはやめとけ」は嘘です
未経験でエンジニアはやめとけという理由とその理由に対する反論を書きました。
未経験でもエンジニアになりたいなら、目指すべきだと思います。
誰しも最初は未経験からエンジニアになった
未経験じゃなかったエンジニアはもちろんいません。
ビル・ゲイツだって、マーク・ザッカーバーグだって最初は未経験でした。
彼らはちょっと早く、学生の頃からプログラミングに触れていただけで、10年後の社会人になってからプログラミングに触れて、エンジニアになることだってできます。
日本だとエンジニアになるのに学歴は必要ない
日本では、情報系の学部を卒業していなくてもエンジニアになることができます。
大学ではあまり勉強しない日本だからこそなのかもしれません。
プログラミング学習サイトやプログラミングスクールなどで、プログラミングの基礎を学ぶことができるので、未経験からでもエンジニアになることができます。
学歴や資格が不要で、手に職をつけることができるのはエンジニアくらいですから、何かしらのスキルを身につけたいなら、プログラミングがおすすめです。
エンジニアほどホワイトで高給な仕事は他にない
エンジニア=ブラックというイメージがあるかもしれませんが、Web系企業に関して言えば、むしろホワイトです。
- 残業なし
- リモートワーク
- 休みも自由に取れる
ホワイトな要素が詰まっています。
SIerなどの大企業となると、ブラックな要素もありますが、Web系で小さめの企業であれば自由度の高い働き方ができます。
また、給料も会社員ならだいたい600万〜800万くらい。フリーランスなら800万〜1200万くらいにはなりますから、高給です。
エンジニアほどホワイトで高給な仕事はないと思っています。
未経験からエンジニアになるのはやめたほうがいい人
未経験からエンジニアになるのはやめとけ!と思われる人もいます。
パソコンや数字が苦手な人
エンジニアはパソコンを使うし、数字とか数学的な考え方が必要になるので、これらが苦手な人はエンジニアには向いていません。
ただ、学生時代に数学が苦手だった人でも、プログラミングは楽しいし学ぶ意欲もあるという人もいるので、一度プログラミングをやってみるのもいいと思います。
向いているかどうかわからない人がいきなりプログラミングスクールに入るのはリスクが高いので、まずは無料の学習サイトで学びましょう。
会話をしながら仕事がしたい人
エンジニアは会話をせずにコードを書く時間がけっこうあるので、接客業とか営業職のような会話をしながら仕事をしたい人には向いていないかもしれないです。
エンジニアでも会議をしたり、要件の説明をすることはあるのですが、リモートワークが普及したこともあって、会話する時間は少ないです。
チャットでやりとりしたり、会話をほとんどせずに仕事を進めることが多いので、会話が苦手な人はむしろエンジニアに向いているかもしれません。
海外でエンジニアになりたい人
海外でエンジニアとして働きたい人は、学歴が必要になるので、完全未経験からエンジニアになるのはかなり難しいです。
- 情報系の大学やカレッジで学び直す
- 日本で実務経験を積む
- 何かしらすごい実績を残す
のいずれかが必要になり、基礎を身につけただけでエンジニアになることはできません。
また、ビザや言語の壁もあるので、ここらへんも乗り越えた上で応募する必要があります。
手っ取り早いのは、日本にある外資系IT企業に入って、外国本社に転勤することですが、日本の支社では営業職が一般的で、技術職は少ないので、狭き門でもあります。
まとめ: 未経験からエンジニアになろう
プログラミングという未知の世界にゼロから飛び込むのは勇気がいることがですし、最初は訳がわからないと思います。
学習サイトやスクールの授業などを通して徐々に動くものを作っていくことで、プログラミングが分かるようになってきます。
未経験からエンジニアになるのはやめとけ!という人の意見は以下のようにまとめました。
- ①労働環境が悪い
- ②高齢になると働けなくなる
- ③勉強し続けないといけない
僕が大学生のときも同じようなイメージを持っていて、未経験で文系の自分がエンジニアになれるわけがないと思っていました。
ですが、エンジニアになれることを知り、ホワイトで高給であることも知り、エンジニアに対する正しいイメージを伝えたいと思って、この記事を書きました。
「未経験でエンジニアにはなれないや。。」と思っている人は、ぜひ一度プログラミング学習からチャレンジしてみてはいかがでしょうか!