ぼくは、新卒で大手IT企業に入社し、2年後に退職。
その後、半年間プログラミングを独学して、Web系ベンチャー企業に転職しました。
新卒でIT企業に入っていますが、インフラメインの業務だったので、プログラミングはほとんど未経験からのスタートでした。
独学だけでも、半年あれば転職を決めることができたという実績があります。
プログラミングスクールに通おうか迷っている方は、一度、この記事に目を通していただければと思います。
独学だけでもエンジニアになれます
結論、独学だけでエンジニアになれます!
実際にぼくが独学のみで転職しているからです。
独学でもエンジニアになれる理由を説明します。
ネット上に教材がいくらでもある
スクールで教材を買わなくても、ネット上にある教材だけで十分にスキルは身につきます。
スクールに通うのは、
- 現役エンジニアに質問できる
- 転職のサポートもしてもらえる
- 一緒に勉強する仲間ができる
というメリットがあります。
でも、質の高い教材を求めているなら、独学でも十分です。
まずは、Qiitaなどのサイトで教材になりそうな情報を集めてみましょう。
転職サイトや転職エージェントはタダで使える
転職サイトや転職エージェントは、タダで使えます。
未経験でスクールに通っていなくても、登録することが可能です。
ただ、転職エージェントの場合は、経歴やスキルが何もないとお断りされる可能性があります。
エージェントは情報収集程度に使い、転職サイトで企業を探す方をおすすめします。
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独学でエンジニアになるメリット
独学でエンジニアになるメリットを紹介します。
お金がかからない
一番はお金がかからないことです。
スクールに通うと、10万〜50万くらいかかります。
ネットの無料教材ならひたすら無料ですし、プログラミング学習サイトでも月1000円くらいです。
本を買っても1冊2000円くらいですから、ほとんどお金はかかりません。
●プログラミングスクールは時間を買うところ
プログラミングスクールに通うと、基礎が身につくスピードが早くなります。
時間がない人は、お金を払ってでもスクールでスキルを身につけるのもありです。
時間があってお金がない人は、独学でも十分です。
他の転職者と差別化できる
プログラミングスクールで学びことはみんな一緒です。
最近の採用担当者は、スクール上がりの人は採用しないとまで言われています。
それだけ、みんな同じで個性がなくなっているのでしょう。
独学なら、一人で勉強するので、他の転職者とは違った視点でスキルを身につけられます。
これは、意外と評価が高いのです。
転職後も有利
教わったことをただやる人は転職後に苦労します。
独学で学んできた人は、自分で考えて進める能力が身についているので、転職後の仕事の進め方も有利になります。
転職するだけじゃなくて、実績を作って、収入を上げていくなら、独学のほうがいいかもしれません。
独学でエンジニアになるデメリット
独学でエンジニアになるデメリットについても紹介します。
時間がかかる
独学だと、教えてくれる人がいない分、時間がかかります。
バリバリ働いている社会人だと、転職するのに1年以上かかるケースもあります。
時間がないけど、お金なら多少あるという方は、プログラミングスクールを検討した方がいいでしょう。
大学生とか、ニートなど、ある程度時間がある人に独学は向いています。
躓いて前に進めなくなる
プログラミングはとにかくつまづきます。
開発時間の半分以上は分からないことを調べる作業です。
ぼくは入社初日、開発環境が作れなくて、丸一日何もできませんでした。
初心者の場合は、一度つまづくと、平気で数日が過ぎていきます。
つまづきを解消するのが、スクールのメンターの役割なのですが、独学だとなかなか解決できず、挫折してしまう方もいます。
独学においては、プログラミング質問サイトもあるので、そこで質問したり、英語でぐぐったりして解決していくことが重要です。
孤独を感じることがある
プログラミングはひたすら独りでの作業です。
チーム開発などができる段階ではないので、誰かと一緒に1つのサービスを作るという経験は基本できません。
仕事を始めると、チーム開発が当たり前なので、できればチーム開発を経験しておいたほうがいいのですが、独学だとどうしても難しいのです。
SNSで人を集めるとか、オンラインサロンに入るとか、もくもく会というオフ会的なイベントに参加して、孤独から抜け出しましょう。
エンジニアを目指す人が独学する方法
エンジニアの独学方法について紹介していきます。
プログラミング学習サイトを一通りやる
まずは、プログラミング学習サイトを一通り終わらせましょう。
いきなり本を読んだり、部分的に学んでも難しいので、学び終わると1つのサービスができあがるようなプログラミング学習サイトがおすすめです。
オリジナルサービスを作ってみる
ドキュメントや教材から技術を学ぶよりも、オリジナルサービスを作る方が学ぶことが多いと思っています。
実際に顧客がいて、使ってもらう想定でサービスを作ってみると、セキュリティとか使い勝手も気にするようになります。
コードの知識だけを覚えるより、そのコードをどういう場面で使うかを習得していく方が、成長速度は早いですよ。
本で体系的に学ぶ
ネットの情報は、断片的なものが多いので、まとまった情報が欲しいなら、本で学ぶと良いです。
ネットの情報を頼りにオリジナルサービスを作ってみて、わからないことは本を辞書的に使うという勉強方法が、独学に適していると思います。
本の選び方は、Amazonで技術名を検索して、一番人気のやつでいいと思います。
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独学時に気をつけるポイント
独学時に気をつけるポイントについて解説します。
いろんな技術に手を出しすぎない
独学をしていると、どの技術も良さそうに見えてきて、あれこれ手を出してしまいがちです。
ですが、1つの領域ごとに1つの技術だけを学びましょう。
理由は、時間がもったいないからです。
適切な技術選定をするよりも、どれでもいいから基礎を終えることが最優先です。
●1つの技術を習得できれば2つ目は早い
プログラミング言語の作りはだいたいどれも同じなので、1つの言語を習得してしまえば、2つ目は予想しながら何となく書けてしまいます。
言語ごとの特徴はその都度調べればいいので、やっぱり基礎を身につけることが最重要なんです。
的確な情報収集は必須
独りで勉強をしていると、いろんな情報が入ってきます。
- フリーランスがいい
- 受託開発はダメ
- 未経験は厳しい
- 30代以降は厳しい
こういった情報は、正しいかどうかもわからないですし、確率が低いだけで全くダメというわけでもないかもしれません。
諦めるのは、転職活動で面接で落ちまくってからでいいので、まずは転職活動を始めてみることです。
ぼくは、これは絶対ダメと言えるほどの統計データを持っていないので、どんな人であっても、勉強や転職活動をしてみたら良いかなと思ってます。
すぐに勉強から制作、転職に切り替える
いつまでも勉強していて、ポートフォリオ制作や転職活動をいつまでも始めない人は注意です。
プログラミングを勉強する目的は、転職を成功させることなので、すぐにポートフォリオ制作、転職活動に移りましょう。
●勉強期間は3ヶ月くらい
勉強とポートフォリオ制作で3ヶ月くらいが目安です。
そしたら転職活動を始めましょう。もちろん勉強も継続しつつです。
ぼくも、3ヶ月勉強してから転職活動を始め、その3ヶ月後に採用されました。合わせて半年です。
●半年なら失業保険がもらえる
余談ですが、自己都合で退職した正社員の場合、4ヶ月目〜6ヶ月目まで失業保険がもらえます。
支給額はそれまでもらっていた給料の8割くらいです。
年齢が高い人は、支給期間、支給額が大きくなるので調べてみてください。
この制度があったので、ぼくは半年を目処に転職活動を行っていました。
エンジニアになった後は基本独学です
プログラミングスクールで最速で転職活動を決めるのは悪いことではありません。
しかし、誰かに教えてもらえるのは、就職するまでに間です。
仕事では、基本的に誰にも教えてもらえないと思っておいたほうがいいでしょう。
●いつまでも分からないことだらけです
スクールで教えてもらったことだけで、仕事ができるほど単純な世界ではありません。
ぼくはエンジニア歴5年ですが、未だに分からないことだらけです。
毎日英語でエラーメッセージをググってます。
入社したての頃は、まだ上司がいて、質問に答えてくれるかもしれません。
ですが、フリーランスになったり、自分が一番上の立場になると聞ける人はだれもいません。
将来上を目指したいなら、スクールに通ったとしても、独学できる力は身につけておいて損はないはずです。