こんにちは、ケンジです。
未経験から半年でベンチャー企業の正社員エンジニアになり、その後フリーランスとして独立をしました。現在、エンジニア歴7年目で、法人化して会社経営をしています。
このブログでは、エンジニアとして転職や独立をしてきた経験を元に、未経験からのエンジニア転職やフリーランスエンジニアになる方法などを解説しています。
昨年からフリーランスエンジニアとして働いてみて、フリーランスエンジニアって稼げるなあと思いました。
フリーランスエンジニアは稼げないと思っている方に向けて、フリーランスエンジニアって結構稼げるし、稼げないエンジニアでも簡単に仕事を見つけて稼げるようになるよ!ってことを伝えたいと思います。
ぜひ、最後までお読みください。
- 稼げないと言われる理由
- 稼げないフリーランスエンジニアの特徴
- 稼げるフリーランスエンジニアになる方法
フリーランスエンジニアは稼げないと言われる理由
フリーランスエンジニアは稼げる職業ですが、悪い側面だけを取り上げたり、イメージだけで稼げないと言われることもあります。
稼げないという人の、悪い側面だけを3つほど取り上げてみました。
- 仕事の空白期間が生まれる
- 税金が高くなると言われている
- 昇給やボーナスの概念がない
仕事の空白期間が生まれる
一般的にフリーランスエンジニアは、1つの案件が短くて数ヶ月で終わるので、次の仕事が見つからないと空白期間が生まれます。
仕事が見つからなければ当然収入は入ってきませんから、稼げないと思われてしまいます。
コロナ後の事業縮小のタイミングには、結構空白期間が生まれたフリーランスエンジニアがいたそうですが、それ以外の期間で仕事がなくて困っているフリーランスエンジニアはほとんど聞きません。
また、コロナショック時、僕は正社員エンジニアだったのですが、ボーナスカットや昇給無しになるなど、カットできるコストを可能な限りカットされました。
飲食店で働く社員も自宅待機になったり、他の仕事に回されるなんてこともあったそうです。
フリーランスエンジニアの仕事が無くなる時は、他の仕事も同様に仕事がなくなりますし、景気が通常であれば仕事が無くなる可能性は少ないです。
もし、仕事が見つからないフリーランスエンジニアの方がいたら、【フリーランスエンジニア向け】案件が決まらない理由と解決策について解説!で案件を探す方法を解説していますので、ご覧ください。
税金が高くなると言われている
「フリーランスエンジニアは、正社員に比べて税金と保険料が高い」
「フリーランスになるなら、正社員の2倍は稼がないといけない」
このように言われることもあります。
税金や保険料が高くなるのは、考え方によっては正しいかもしれませんが、正社員の2倍は稼がないといけないは間違っています。
せいぜい3割増しくらいの収入があれば、正社員時代と同等の生活ができます。
フリーランスエンジニアの税金、保険料が高いと言われる理由は、正社員の場合、会社が社会保険料を半分負担してくれているからです。
正社員は、実際には多くのコストがかかっているけど、給与明細には反映されていないから安く見えるというだけになります。
また、正社員の社会保険料の方が保障が手厚いので、保障される金額や将来もらえる年金まで加味すると、正社員の方が社会保険料が安いと言えるでしょう。
正社員の2倍は稼がないといけないは、ほぼ間違いです。
フリーランスが全く経費を使わず、売上=利益にするなら正解かもしれませんが、そんなことはありえません。
フリーランスは仕事のために使ったお金を経費にして利益を減らすことができるので、正社員の2倍も稼がなくても同等の生活ができます。
正社員は給料以外の会社のお金で経費を使うことができますが、エンジニアの場合出張もなく、経費として使える範囲は非常に小さいので、あまりメリットはありません。
それに、自宅の椅子やPCなどは経費で購入してくれないことも多いですし、経費で購入してもらったら、それは会社の資産になってしまうので、退職時に返却しないといけません。
フリーランスは自分で事業をしているので、自宅設備を整えた費用は当然経費にできますし、自分の物として扱うことができます。
昇給やボーナスの概念がない
フリーランスエンジニアが収入を上げる方法は、スキルをアピールしたりして交渉するか、別の仕事を探すしかありません。
正社員のように昇給もなければボーナスもないので、収入が少ないように聞こえてしまいます。
ですが、フリーランスエンジニアは、一般的に毎月の収入が正社員よりも高いですし、先述の通り、仕事のために使ったお金は経費にできるので、使えるお金は多く残ります。
案件を複数抱えたり、ビジネスを立ち上げたりすることで青天井に稼げる可能性がありますし、法人化すればさらに節税の幅が広がったりと、使えるお金を増やす方法は多岐にわたります。
フリーランスエージェントから1つだけ案件をもらってひたすら働くだけだと、フリーランスとしての旨味は少ないですし、昇給やボーナスがないことで、稼げないと言われてしまうかもしれません。
積極的に仕事を見つけ、収入源を増やせば稼げないことはないのです。
案件を複数持つ方法については、フリーランスが案件を掛け持ちすべき理由を解説!【掛け持ちする方法も】で解説しました。
稼げないフリーランスエンジニアの特徴
稼げないと言われてしまうフリーランスエンジニアの特徴についてまとめます。
空白期間を作らないように仕事を見つけるだけでも十分稼げるので、以下の特徴に当てはまる人は直していきたいですね。
スキルアップに励まない
スキルが無いと仕事が取れないので、スキルアップは最低限必要です。
需要のあるスキルを既に持っているとか、上流工程を任されることが多いなら勉強時間は少なくて済みますが、古い技術でやってきた人は、スキルアップに励むべきです。
スキル不足なフリーランスエンジニアが生き残るために、スキル不足なフリーランスエンジニアが生き残る方法を解説しますという記事も書きました。ぜひ参考にしてみてください。
案件探しに消極的
案件を探すというのは、結構面倒でやる気が起きません。
- スキルシートを更新して、
- エージェントと希望条件を話して、
- 面談をこなす。
この工程を何回か繰り返して、ようやく案件が見つかります。エージェントを通さない場合は、自分で企業を探すところから始まるのでもっと面倒です。
何もしなくても依頼が来るようになればいいのですが、一部の有名エンジニアくらいですので、こちらから仕事を探しに行く必要があります。
ただ、案件探しに消極的になってしまうと、なかなか仕事が見つからず、空白期間を作ってしまうことにもなりかねません。なので、案件探しは積極的にアピールして探しましょう。
コミュニケーションスキルが無い
面談スキルとか、仕事を円滑に進めるために、コミュニケーションスキルはとても大事です。プログラミングスキルより大事かもしれません。ってくらい大事です。
口下手でもいいので、自分の考えをテキストベースで伝えられるようにしておきましょう。発言回数が少ないから、評価が下がることはありませんが、発言内容が論理的でないと、信頼してもらえません。
テキストベースでもいいから、論理的に話すことを意識しましょう。
稼げるフリーランスエンジニアになるためにすべきこと
稼げるフリーランスエンジニアになるためには、稼げないフリーランスエンジニアの特徴を解決していくだけです。
以下の3つをやっておけば、とりあえずは仕事が見つかると思うので、稼げます。
とにかくスキルアップ
スキルが無いと仕事にならないので、まずはスキルアップが最優先です。1つの技術を深く極める必要はないので、インフラ、サーバサイド、フロントの主要な技術を一通り勉強したら、ポートフォリオ作りに入りましょう。
スキルを磨いても、そのスキルをアピールする方法がないと意味がないので、ポートフォリオ作りは有効です。
ポートフォリオを作る方法は、未経験エンジニアがポートフォリオを作る時に注意することを読んでみてください。
広範囲にアピールしておく
フリーランスエンジニアは、エージェント経由で案件を取るのが一般的ですが、SNSや他のWebサービスからも繋がりが生まれることがあるので、広範囲にアピールしておきましょう。
おすすめは、以下のサービスです。
- Wantedly
- Offers
これらのサービスに自分のスキルとかプロフィールを書いておくと、企業からの仕事依頼が来る可能性があります。
エージェント経由が一番確実ではありますが、週5日のフルタイムかつ中規模の企業案件が多いので、副業をしたり、スタートアップで働きたい人は、上記のサービス経由で案件を獲得するのがおすすめです。
コミュニケーションの仕方を学ぶ
コミュニケーションの仕方を学ぶといっても簡単ではないですよね。
論理的思考の本を読んでみたら、あとはひたすら実践です。ブログとかSNSとかでひたすら自分の考えを論理的に話すのでもいいですし、仕事の会議での発言をいつも以上に考えるとかもいいと思います。
僕はコミュニケーションのプロではないので、これ以上教えることはできないのですが、基礎を学んで実践するというのはコミュ力アップにも役立つと思います。
イシューからはじめよとかは、話す・書くではないですけど、ロジカルシンキングを鍛えるのにおすすめです。
稼げないと感じたフリーランスエンジニアにおすすめのエージェント
なかなか稼げないなと感じているフリーランスエンジニアは、もしかしたら、エージェント選びに失敗している可能性もあります。
エージェントによって持ってる案件の数や質が違うので、いくつかのエージェントに登録してみることで、より良い条件の案件に出会える可能性が高くなります。
僕がおすすめするのは、以下です。現在でも活用しています。
無料で利用できるので、登録してみてください。
ギークスジョブ
ギークスジョブを使ってみて、比較的大規模な企業の案件が多いなと感じました。その分資金力があって、単価も高く設定されています。
また、フリノベという福利厚生サービスがあったり、営業とは別にサポートの方がいたり、手厚いサービスが特徴です。
現在僕が働いている案件は、ギークスジョブを使って見つけてもらった案件です。
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは、フリーランスエージェントだと最大手です。
LINEを使ってエージェントとやり取りできるので、電話で話すのが苦手とか、対面したくないという人におすすめです。
転職サービスのレバテックキャリアも運営しているので、企業数が多く、たいていの条件に合った企業が見つかります。
現在は、レバテックフリーランス経由では案件探しをしていないのですが、定期的に連絡をくれるので、次はレバテックフリーランスを使う可能性もあります。
まとめ: 稼げないフリーランスから抜け出そう!
フリーランスエンジニアは稼げます!
稼げないフリーランスエンジニアはほとんどいませんし、稼げるようになるために必要なことも難しくありません。
- スキルアップ
- アピール
- コミュ力
この3つさえあれば、高単価の案件は見つかります。
現在、正社員としてエンジニアをしていて、フリーランスは稼げないんじゃないかと思っている方は、一度フリーランスになってしまってもいいのではないでしょうか。
もし、不安が拭いきれないなら、TwitterのDMなどで言っていただければ、いつでも相談に乗ります。
フリーランスについてもっと詳しく知りたい方は、フリーランスは増えすぎ?人口や実態調査から分かったことも御覧ください。