IT専門学校に行く意味がない理由【独学でもエンジニアになれる】

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この記事では、IT専門学校に行く意味がない理由について解説します。

高校卒業が迫っている人は、次の進路に悩んでいると思います。

大学に行くか、専門学校に行くか、就職するか。

結論を言うと、大学に行くことをおすすめします。

もし、ITを学んで、将来Webエンジニアになりたいとして、専門学校には行くべきではありません。

情報系の大学に行ったほうが行く意味はあると思います。

専門学校に行くべきではないのはなぜなのか、その理由を詳しく解説します。

筆者について

こんにちは、ケンジです。

未経験から半年でベンチャー企業の正社員エンジニアになり、その後フリーランスとして独立をしました。現在、エンジニア歴8年目で、法人化して会社経営をしています。

このブログでは、エンジニアとして転職や独立をしてきた経験を元に、未経験からのエンジニア転職やフリーランスエンジニアになる方法などを解説しています。

目次

IT専門学校に行く意味がない理由

IT専門学校に行く意味がない理由は以下の通り。

  • 資格や学歴よりスキルで評価される業界
  • 独学でもエンジニアになれる
  • プログラミングスクールの方が手っ取り早い

1つずつ解説します。

資格や学歴よりスキルで評価される業界

専門学校に行くとIT系の資格が取れたり、専門卒の学歴をゲットすることができます。

ただ、資格を取ってもあまり意味がありません。

実務で使えるスキルを持っているかどうかの方が重要なので、資格を持っているから就職が有利になることはほとんど無いと思ってください。

そして、専門卒の学歴も意味は無いです。

学歴が見られるとすれば、有名大学を卒業している人だけです。

いくら学歴は関係ないとはいえ、履歴書に東大卒と書いてあったら一目置きます。

それは、人事も人間ですから、東大という学歴に反応してしまうというだけで、学歴が無いと採用しないわけではありませんし、スキルがあれば高卒でも採用してもらうことができます。

独学でもエンジニアになれる

そもそも専門学校や大学に行かなくても、エンジニアに必要なスキルは独学で学ぶことができます。

僕は半年間独学でプログラミングを学び、ベンチャー企業に転職をしました。

学費を払って2年間学ぶくらいなら、半年間独学したほうが、手っ取り早くエンジニアになれます。

また、専門学校で学ぶことは実務に役に立たないことが多いです。

Githubの使い方などは学ばないでしょうし、コンピュータサイエンスの基礎とかに時間をかけるはずです。

IT専門卒の友達に仕事内容を話してみたら、全然伝わらず、逆に専門学校で学んだことを僕は理解できませんでした。

専門学校で学ぶことと実務で扱うことはそれだけ乖離があります。

プログラミングスクールの方が手っ取り早い

学校で学びたいなら、プログラミングスクールが一番手っ取り早く実務に必要なスキルを学ぶことができます。

プログラミングスクールなら学費はそんなに高くないですし、期間も3ヶ月くらいなので、2年の専門学校に比べると早くエンジニアになることができます。

もう専門学校に決めているという人でも、プログラミングスクールの夜間コースがあるので、そちらを検討してみてもいいかもしれません。

それでもIT専門学校に行きたい人を正当化する

IT専門学校に決めてしまった人もいると思うので、IT専門学校を正当化してみます。

専門卒という学歴を持っておきたい

高卒でプログラミングスクールに行って、就職するのがエンジニアになる一番の近道ではありませうが、高卒という学歴は変わりません。

専門卒という学歴を持っておきたいなら、もちろん専門学校に行くべきですし、エンジニアを諦めて他の職種に転職する際、高卒より専門卒の方が採用されやすいです。

念の為、学歴を上げておくというのは、考え方として全然アリですし、だからこそ冒頭では専門学校より大学に行くべきだとお伝えしました。

大学は学費もかかるし4年間収入が得られないので、金銭的に厳しいなどの事情がある人は、専門学校に行って、専門卒の学歴を取得すると良いでしょう。

また、海外で働く際は学歴がかなり重要になってくるので、情報系の学校の学歴を持っているだけで、海外就職が有利になってきます。

海外で働くことも見据えるなら、専門学校に行くのは良い選択です。

仕事で使えなくてもIT知識全般に興味がある

プログラミングスクールで学べることは、実務で使えるスキルだけです。

それだけあればほとんどの場合、仕事に困ることはありませんが、コンピュータやインターネットの裏側に関する知識など、細かい知識が無くてついて行けないことがあります。

専門学校でITの知識全般を学ぶことで、基礎力が身に付き、実務に必要なスキルの土台になってくれます。

僕は実務に必要なスキルしか持っていないので、コンピュータサイエンスの基礎を学びなおしたいと思うことがあります。

周りの人が、情報系の学校を出ている人たちばかりだと、基礎知識不足を実感することもあります。

実務に役立つという点で、専門学校は効率的ではありませんが、長い目で見ると、専門学校で学ぶことはスキルの土台になってくれるはずです。

まだ働きたくない

単純にまだすぐには働きたくない人が、2年間専門学校に行くという理由もありますね。

ポジティブな理由ではないにしろ、18歳〜20歳という貴重な時間を仕事だけで終わらせてしまうのはもったいないですから、専門学校に行って遊んだり学んだりしても良いと思います。

専門学校で友達を作れば、一生の親友になるかもしれません。

仕事でできた友達は結局、仕事というビジネスの関わりでしかないので、転職や転勤で会えなくなると関係が終わってしまうことが多いです。

専門学校でできた友達は、結婚式に呼べるような友達になるはずです。

すぐに働かずに、一度学校というモラトリアムで将来のことを考えてみるのは良い選択です。

IT専門学校に行って後悔する人の特徴

IT専門学校に行くことに全く意味がないわけではありません。ただ、Webエンジニアになれる最短の道ではないことに注意しないといけません。

そこを理解していれば、IT専門学校に行って楽しく過ごせるでしょうし、逆にWebエンジニアになれると期待しすぎていると後悔するかもしれません。

行けばWebエンジニアになれると思っている人

IT専門学校に行けば、ITの基礎知識を学ぶことができます。でもそれだけではWebエンジニアになることはできません。

Webエンジニアになるためには、ITスキルに加えて、実務でもやっていけるチーム開発の経験やコミュニケーション能力も必要になるからです。

また、大手企業に入ろうとすれば、学歴も必要になるため、IT専門学校卒業という経歴だけでは弾かれてしまう可能性もあります。

偏差値や通いやすさで通っている人

大学や専門学校を選ぶ際に、偏差値や自宅からの通いやすさで選ぶ人がいますが、それでIT専門学校に行ってしまうと後悔することになります。

大学なら行ってから学ぶことを決めることができますが、専門学校の場合はよほど得意か好きな分野じゃないとやっていけません。

IT専門学校となると、ITという高度な技術を扱うことになるので、単位を取って卒業することすら難しくなります。

数学やITへの適正が無い人

IT専門学校に行く人の目的はWebエンジニアになること、だと思いますが、そもそも数学やITに適正があって、PCを触るのが全く苦にならない人じゃないと、後悔すると思います。

高校生のうちに数学や情報の授業を受けてみて楽しいと思えるかどうか、もしくはプログラミングをちょっとやってみて、適正を判断するといいでしょう。

IT専門学校に行かずにエンジニアになる方法

IT専門学校に行かずにエンジニアになる方法を詳しく説明していきます。

独学でプログラミングを学ぶ

まずは独学でプログラミングを学んでみます。

エンジニアになりたくてスクールに行ってみたけど、なんか向いてなかったなということを無くすために、独学でプログラミングってどんなものなのかを知っておいたほうがいいです。

独学だけでも実務レベルのスキルは学ぶことができるんで、時間がある人はそのまま独学で進めちゃっても大丈夫です。

独学でエンジニアになる方法は、過去の記事に書いています。

プログラミングスクールで学ぶ

独学だけだと不安という人や、もっと早くエンジニアになりたい人は、プログラミングスクールを使いましょう。

3ヶ月もあれば実務レベルのスキルが身に付きますし、転職サポートもしてくれます。

僕がエンジニア転職をした5年くらい前までは、今ほどスクールが充実していなかったので通いませんでしたが、今未経験からエンジニアになるなら、スクールを使うと思います。

インターンで働きながら学ぶ

アルバイトみたいな感じで、どこかのベンチャー企業でインターンとして働くと、あっという間に実務経験が身に付きます。

そのままインターン先で雇ってもらうのがベストですね。

インターン用のサービスも結構ありますので、使ってみてください。

インターンは転職みたいに正式に行われるわけではなかったりします。

なので、転職面談に行ってみて、そこで「スキルがないのでアルバイトやインターンでも大丈夫です」と言って、入社のハードルを下げてみるという手もあります。

インターンに関してはまだ一般的ではないですし、情報が少ないので、やってみないとわかりません。

ベンチャー企業はだいたい人手不足なので、時給1000円で人手があるならと採用してくれるかもしれません。

IT専門学校とプログラミングスクールの違い

IT専門学校とプログラミングスクールは、どちらもITスキルを専門的に学ぶという共通点がありますが、違いもあります。

Webエンジニアになりたいという目的であれば、おすすめはプログラミングスクールです。

IT専門学校は通う期間が長い

IT専門学校は2年〜4年ほど通って単位を取る必要があります。

プログラミングスクールが3ヶ月〜1年くらいで終わるので、通う期間が長くなります。

長期間で、プログラミングだけじゃなく、IT基礎やネットワークなども学んでいくので幅広い知識を身につけるという点ではIT専門学校の方が良いでしょう。

ただ、Webエンジニアになりたい場合はちょっと遠回りになってしまうので、プログラミングスクールの方がおすすめです。

IT専門学校の方が学費が高い傾向

IT専門学校は長期間学ぶということもあり、学費が高い傾向になります。

プログラミングスクールは選び方さえ間違えなければ、IT専門学校より安く通うことができます。

なるべく学費を抑えて、早いとこWebエンジニアになりたいという人はプログラミングスクールの方が向いています。

IT専門学校は学歴になるメリットがある

IT専門学校は卒業資格が与えられるので、履歴書とかにも書ける経歴になりますが、プログラミングスクールは学歴になりません。

Webエンジニアの面接時には、受講証明書を持っていくことでスキルがあることの証明はできますし、職務経歴書のような自由なフォーマットなら書くことができますが、履歴書には書かないほうがいいでしょう。

専門卒という学歴が欲しいならIT専門学校、高卒でもいいからWebエンジニアになりたいならプログラミングスクールです。

まとめ: IT専門学校は基本的には意味ないです

結論として、IT専門学校はエンジニアになるのに役に立ちません。

ただ、専門学校に行く意味は、就職のためだけではないという見方もできますし、専門学校で学んだことが実務以外の場面や、将来関わる仕事で活かされることもあるかもしれません。

僕らは義務教育で、社会の役に立たないことも学んできました。

だからと言って、学校に行かずに塾にだけ行っていればいいというわけでもない。

学校で学んだことはいつか役に立つことがあるかもしれないし、学校では友達ができたり、勉強以外にも学べることはたくさんあります。

専門学校も同じで、仕事のためと割り切ってしまうと意味がありませんが、仕事以外の場面で何かしら意味があります。

就職のために行くのか、それとも他の理由で行くのかによって、専門学校に行く意味が変わってくるので、そこら辺を考えてみるといいでしょう。

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