こんにちは。ケンジです。
今回はテックビズフリーランスというフリーランスエージェントを取り上げます。
テックビズフリーランスは、株式会社テックビズが運営するフリーランスエージェントです。
2019年に設立された比較的新しいエージェントですね。
コンセプトは、「ミドル層エンジニアに最も寄り添えるエージェント」ということで、実務経験を積んだエンジニアをターゲットにしているようですね。
未経験エンジニアや若手エンジニアはどうなのか、についても書いていきます。
テックビズフリーランスの基本情報
運営会社 | 株式会社テックビズ |
設立年 | 2019年(親会社は2015年) |
マージン率 | 15〜20% |
案件数 | 30000件以上 |
平均年収 | 720万円 |
最高月収 | 90万円以上 |
支払いサイト | 20日 |
テックビズフリーランスの特徴
テックビズフリーランスの特徴は以下の通り。
- 平均単価は月60万円
- マージンは15%〜20%と予想
- 支払いサイトは翌月20日
詳しく解説します。
平均単価は月60万円
テックビズフリーランスの平均月単価は60万円です。
ミドルエンジニア層からするとちょっと低いかなと感じますね。
レバテックフリーランスの平均が月71万程度なので、10万円以上も低い。。
ただ、レバテックフリーランスは業界歴が長いので、ベテランエンジニアも多数利用しています。
2019年にできたばかりのテックビズは、ミドル層狙いとはいえ、まだまだ若手エンジニアが多いと予想されるので、平均年齢なども比較してみないと、一概に安いとは言えないですね。
マージンは15%〜20%と予想
マージンは非公開ですが、だいたい15%〜20%と予想しています。
根拠としては、紹介案件の最高単価が80万〜90万くらいになっているので、そこまでマージンを取っていないだろうと判断したからです。
マージンで30%も取っていたら、ほとんどの案件が高くても70万円くらいになってしまいますからね。
支払いサイトは翌月20日
支払いサイトは翌月20日です。
3月31日まで働いた分が、4月20日に支払われる、といった感じですね。
他のフリーランスエージェントと比べると、若干早いです。
テックビズフリーランスのメリット
テックビズフリーランスのメリットは以下の通り。
- 記帳や確定申告を税理士が一括無料対応
- 30以上の案件を提案してくれる
- 案件決定率90%超、継続率90%超
- 深夜や土日を問わず対応します
- リモートワーク案件がある
- テックビズカードが使える
多くなってしまいましたが、1つずつ見ていきます。
記帳や確定申告を税理士が一括無料対応
会計ソフト代が安くなるフリーランスエージェントはたくさんありますが、税理士が記帳と確定申告までしてくれるエージェントは、おそらくテックビズだけです。
領収書をPDFにして提出するだけで、仕分けや確定申告をする必要がないのはとても楽ちんです。
フリーランスになって一番苦労するのは、仕事探しではなく、確定申告だからです。
個人でも税金の勉強はしておいたほうがいいですが、税理士と雇うとなれば、月に2万円ほど。
確定申告を自分で税理士に頼むと1回10万円ほど支払う必要があるので、これはかなりお得です。
30以上の案件を提案してくれる
1回の仕事探しで30以上の案件を提案してくれるのは、かなり選択肢が広いです。
ぼくが仕事を探した時は、5〜10件くらいでした。
それだけ多くの案件を持っていて、担当エージェントが条件を聞き出すのがうまいということです。
自分に合う案件が30以上もあれば、今の仕事の契約が終了しても次が見つかる自信にもなりますよね。
たった3件しか紹介されなかったら、次はもうゼロなんじゃないかと思ってしまいますから。
案件決定率90%超、継続率90%超
テックビズに相談すれば、ほぼ確実に案件が決まり、継続もできるということです。
ここまで継続率が多いのは、提案案件数の多さと、税務作業を依頼していることから、テックビズ以外のエージェントを使えなくなってしまうということなんでしょう。
これはメリットでもありますが、テックビズのサービスを使うことによって他のエージェントが使いづらくなってしまうというデメリットでもあります。
単価の高さよりも、次も仕事が見つかるという安心感や、面倒な税務作業を委託できるという楽さは、エージェントとしての魅力ですね。
深夜や土日を問わず対応します
ほとんどのエージェントは、平日勤務の土日休みなので、深夜や土日に対応してくれるのはありがたいですね。
フルタイムで働くフリーランスエンジニアは、平日の夜か土日しか連絡が取れませんから、すぐにエージェントから返信がもらえると、何か問題があったときに助かります。
特に、年末年始とかお盆のときはエージェントも長期休暇に入ることがあるので、働いていて連絡できない不安になることがあります。
常に連絡ができるという安心感があるのはいいですね。
リモートワーク案件がある
リモートワーク案件は、ここ最近増えてきました。
ですが、エージェントの半分くらいはまだ常駐型の案件を勧めてくるので、リモート案件がある!と堂々と言ってくれるのはありがたいです。
ぼくは今北海道に住んでいて、東京の仕事を受けているので、リモート案件が無いと困ってしまいます。
おそらく全国にもそういった悩みを抱えているエンジニアはたくさんいると思うので、リモート案件があると言ってくれるエージェントを積極的に使いたいです。
フリーランスエンジニアがリモートワークする方法とメリット
テックビズカードが使える
テックビズカードというフリーランス向けのクレジットカードがあります。
記帳/確定申告代行サービス、コワーキングスペース、電子契約サービスの利用などITフリーランスの活動をサポートする特典を数多く取り揃えております。 テックビズゴールドカード会員の方はそれらをお得にご利用いただけます。
仮にテックビズフリーランスを使わなくなって、記帳代行を頼めなくなってしまっても、テックビズカードを持っていれば割引で他の会計サービスを使うことができたりします。
会計ソフトfreeeがお得に使えたり、Udemyの講座が割引になったりと、フリーランスエンジニアがよく使うサービスがお得になります。
還元率も最高1.1%と悪くないので、事業用カードとして良いかもしれません。
テックビズフリーランスのデメリット
テックビズフリーランスのデメリットも紹介します。
平均月単価が安い
テックビズフリーランスの平均月単価は60万円です。
平均年収にすると720万円ですから、フリーランスエンジニアとしては標準より低いです。
大手のフリーランスエージェントと比較してみます。
- レバテックフリーランス: 862万円
- ギークスジョブ: 820万円以上
上記のようになっており、これらは月平均にすると約70万円です。
テックビズはこれらのフリーランスエージェントと比べて月に10万円も単価が低くなっています。
これは、テックビズに登録しているエンジニアの年齢が低いのかもしれませんし、税務記帳代行にマージンを使っているからかもしれません。
仕事の安定感を求める人にはおすすめできますが、単価を求めるならおすすめできません。
未経験エンジニアは案件を紹介してもらえない
テックビズフリーランスでは、新卒から3年以上の実務経験レベルが必要です。
レバテックフリーランスだと、最低1年の実務経験があれば良いので、求めるスキルレベルが高いですね。
その分、実務経験を積めば、レベルの高い案件に参画することも可能かもしれません。
公開案件が少ない
テックビズフリーランスのホームページでは、案件が3件しか公開されていません。
登録して、エージェントと相談してみないとどんな案件があるかわからないので、まずは登録してから案件を確認してみましょう。
案件数は30000件以上あるので、エージェントの中ではかなり多いです。
テックビズフリーランスをおすすめする人
テックビズフリーランスのメリット・デメリットを解説してきました。
これらを踏まえて、テックビズフリーランスをおすすめする人について解説します。
- 実務経験が3年以上ある
- リモートワークがしたい人
- 週5日ガッツリ働きたい人
上記の3つを満たす人です。
実務経験が3年以上ある
デメリットでも解説しましたが、実務経験が3年ないと、まともに案件を紹介してもらえません。
よっぽど特別なスキルを持っていない限り、会社員や別のエージェントで3年間は経験を積んだ人におすすめです。
このブログでも、会社員として最低3年くらいは実務経験を積んでからフリーランスになることをおすすめしています。
リモートワークがしたい人
リモートワークがしたい人にもおすすめです。
実際、ほとんどの人がリモートワークがしたいと思っているはずですが、常駐案件がほとんどのエージェントもけっこうあります。
なので、エージェントを決める際、リモート案件がどれくらいあるかを事前に確認しておきましょう。
週5日ガッツリ働きたい人
テックビズフリーランスには、週2日の案件はほとんどありません。
なので、フルタイムで働きたい人向けです。
もし稼働時間を減らしたいのであれば、まずはフルタイムで働いてみて、慣れてきたら交渉していくという方法がおすすめです。
筆者も、フルタイム案件を受けましたが、今は週4日で働いています。
テックビズフリーランスの評判
営業がしっかり相談に乗ってくれる!
テックビズさんの営業担当が地元同じということで、軽くお茶しながらお話ししました。
— ふぁでぃー@エンジニア (@fady_it) April 9, 2021
今後の自分のやりたいことに対して第三者的な意見もいただけて、有意義な時間になりました!
自分の居所は「教育×ITの掛け合わせ」であるというところに確信持ちました。#駆け出しエンジニアと繋がりたい
お茶しながら話を聞いてくれるのがいいですね。
だいたい、オフィスまでこちらから出向くから、Zoom面談になるので、結構フォーマルな感じなんですよね。
カジュアルに面談できると、エンジニアも本音で相談しやすくなりますね。
深夜・土日問わず対応してくれる!
テックビズに連絡したら今返事が帰ってきたんですけど、今も仕事してるの…?って気になりました。
— rin (@rin_flower1015) July 13, 2021
メリットにも書きましたが、基本的にいつでも返答してくれるようですね。
残業しているのか、シフト制を組んでいるのかわかりませんが、23時頃に連絡しても返事が来るようです。
週2,3の案件もありそう?
週4で営業かけてもらった時に、ちらほら紹介してもらったことあるので、あるとは思いますよ!
— COM | フリーランスエンジニア (@com_y_0) May 26, 2020
フルタイムの案件をメインで扱っていると書いたのですが、週2、3の案件もあるかもしれません!
時期やスキルによって、変わってくると思うので、エージェントに相談してみてください。
まとめ: テックビズフリーランスで継続的に案件を受けよう!
今回はテックビズフリーランスについてまとめました。
テックビズフリーランスを使うときは、継続的に長期で使う方がお得になります。
税務記帳代行をしてくれるのは、案件を受けているときだけだからです。
もし、他のエージェントに乗り換えてしまうと、途中から自分で記帳しなければいけません。
今まで提出した領収書をまた集めて、自分で記帳するのはかなり手間になるので、乗り換えるなら確定申告の時期を過ぎたあたりがいいですね。
テックビズフリーランスは、平均単価は高くありませんが、月単価80万円以上の案件もありますし、フリーランスエンジニアがよく使うサービスと提携しているので、単価としてもらう収入以上に豊かに生活できると思います。
単価を取るか、サービスを取るかですが、フリーランス初心者は単価よりもサービスの充実したエージェントを選ぶと良いでしょう。
ベテランになってくると、単価を重視しても良いかもしれません。
テックビズフリーランス、登録は無料でできるので、試しに登録して案件を紹介してもらってはいかがでしょうか。
それでは!