エンジニアに必要なのはプログラミングスキルですが、スキルだけでなく、情報発信もするべきです。
僕の場合は、ブログとTwitterを主な情報発信の場にしていますが、Qiitaでもいいし、Youtubeでもいいと思います。
エンジニアが情報発信をするメリット
情報発信をするべきメリットは以下の通り
- 学んだことを整理することができる
- 面接時のアピールに使うことができる
- プログラミングやデザインの勉強にもなる(ブログの場合)
- マーケティング力が身につく
- 収益化ができる
詳しく書いていきます。
学んだことを整理することができる
プログラミングで学ぶことは多岐に渡ります。
言語だけでなく、インフラやWEB、外部ツールなど、学ぶことは尽きることがありません。なので、それら1つ1つをしっかりと形に残しておく必要があります。
同じことを何度も学ばないようにするために、備忘録として残しておくのでもいいですし、他の人の役に立つためでもいいと思います。 このように学んだことを発信しておくことで、頭の中を整理することができます。
発信の場は、気軽にやりたいならQiitaがいいかなと思いますが、フォロワーを増やして知名度をあげたいならTwitter、収益化したいならブログやYoutubeがいいですね。
面接時のアピールに使うことができる
面接時に発信活動の様子を見せることで、信用してもらうことができます。
面接時に絶対に必要なのは、ポートフォリオですが、そのポートフォリオをどうやって作ったのかという過程に関してはポートフォリオを見ただけではわかりません。 そこで、ブログやQiitaなどで発信している内容を見せることで、どのようなことを考えたのか、だったり、ポートフォリオには含まれていないスキルまでアピールすることができます。
面接時の発信内容の見せ方は、転職サイトのプロフィール欄にURLを貼り付けておいて、面接時に、「URLを見てください」 と言うだけです。
Twitterだとどのツイートが重要なのかがわかりにくいので、重要なツイートを埋め込んだブログやQiitaの記事のURLがいいと思います。
プログラミングやデザインの勉強にもなる(ブログの場合)
ブログをWordpressで作る場合は、プログラミングやデザインの勉強にもなります。
WordPressはPHPで作られているので、細かいところを変更したい場合は、自分でPHPのコードを書き直す必要があります。 色を変えたいならCSSを変更しますし、写真やロゴも作成する必要があるので、デザインの勉強にもなります。
ブログ初心者なら、プログラミングやデザインの知識はほとんど必要ないのですが、自分でブログをいじるにはプログラミングやデザインの知識が必要になりますし、その知識をブログで発信することで、スキルアップをすることもできます。
ブログは学びながら発信することができる便利なツールということになります。
さらにWordpressで使われているPHPは、私が初心者におすすめしているプログラミング言語なので、PHPを学ぶことをおすすめします。
マーケティング力が身につく
発信活動をただの個人日記のように書いてもいいのですが、せっかくなら多くの人に見てもらいたいと思うはずです。 フォロワーやアクセス数が増えれば、信用度が上がったり、収益化に繋がることもあるからです。
多くのアクセスを集めるには、マーケティング力が必要になります。
日々のアクセス数やインプレッション(反応した)数を分析して、発信方法や発信内容を考えなければいけません。 マーケティングはプログラマーとしても非常に重要なスキルです。
なぜなら、作ったサービスをユーザに届けるためには、ただ良いものを作れば良いというわけではなく、どのように届ければいいかを分析しないといけないからです。
収益化ができる
ブログやYoutubeでの発信であれば、収益化をすることもできます。 多くのアクセスを獲得できるようになったら、広告を貼り付けるだけです。 お小遣い稼ぎくらいにはなるので、単純に稼ぎたいという理由で発信活動をしてもいいと思います。
TwitterやQiitaでの発信は直接広告で稼ぐのは難しいですが、そこから自分のサービスやブログにアクセスをしてもらうという方法があります。 これらはフォロワーを集めるには効果的なサービスです。
エンジニアが情報発信をするのにおすすめな媒体
エンジニアが情報発信をするのにおすすめな媒体はブログです。
他にもおすすめな媒体は以下の通り。
- note
- Qiita
- Youtube
媒体ごとにおすすめする理由を解説します。
ブログをおすすめする理由
ブログをおすすめする理由としては、発信活動をするメリットを全て満たすからです。 ブログで発信すれば、
- 自分でカテゴリを決めて、発信内容を整理することができる
- プロフィールを書いておけば、職務経歴書としても活用できる
- ポートフォリオの出来が不十分でもブログに勉強内容を書くことで信用を上げる
- マーケティングやライティングスキルもアップさせて、収益化することができる
などのことが全て可能になります。
基本はブログをやり、サブ的な感じで Twitter や Qiita をやるのが一番効率の良い発信方法です。
また、ブログは文章ですからコードを書くエンジニアとの相性が良く、コードを掲載したり、エディタを使ったりとプログラミングの延長のような感覚で始めることができます。
WordPressで始めるのは有料ですが、はてなブログとかライブドアブログなら無料でできるので、まずは1つブログを開設してみてはいかがでしょうか。
noteやQiitaはブログよりも簡単
noteやQiitaもブログと同じく文章を投稿する媒体ですが、SNSのように簡単に発信でき、多くの人に見てもらいやすいというメリットがあります。
SEOの知識があまりなく、すぐに誰かに読んでもらいたいという人はnoteかQiitaから始めてみましょう。
noteとQiitaの違いについてはざっくり以下の通り。
- note: 全ジャンル対応。解説よりも読み物の方が良さげ。
- Qiita: 技術記事のみ。技術解説記事を書けば伸びやすい。
技術記事ならQiita、それ以外ならnoteという選び方で問題ありません。
Youtubeは爆発力がある
収益化や大きなアクセスを目指すならYoutubeがおすすめです。
エンジニアでYoutubeをやっている人が少ないのも狙い目の理由です。
ただ、動画を作るのが難しく、顔や声を出すのか出さないのかなど、制約もあります。
エンジニアがYoutubeで発信する内容としては以下のような例が挙げられます。
- エンジニアになる方法
- 技術解説動画
- デスク周りツアー
これらは既にやっている人がたくさんいるので需要はありますが、独自の面白いコンテンツを作ることも重要です。
文章より動画で残しておきたいものがある人はYoutubeを始めてみましょう!
Twitterはブログと組み合わせるべし
Twitterは既にやっている人も多いと思いますが、フォロワーを増やしたり、アクセスを増やそうとすると奥が深い世界です。
収益化を狙うなら、ブログやYoutubeの宣伝のようなポジションで発信していくのがおすすめです。
ただ宣伝しているだけでも面白くないので、フォロワーとのコミュニケーションや短い文章ならではのツイートを考えるなど、面白いアカウントにしていくことが重要です。
Instagramは競合が少ない
インスタで情報発信をしているエンジニアはかなり少ないので、もし本気でやったら一番伸びやすい媒体かもしれません。
画像や動画が必須であることや、エンジニア系の検索が少ないことから参入者が少ないインスタですが、全く需要がないこともありません。
他の競合と戦わずに情報発信していきたいなら、インスタを始めてみるのも良いでしょう。
情報発信を続けるコツ
情報発信をしても長く続かないという人も多いと思います。
ブログを7年以上続けている筆者が、情報発信を続けるコツをお伝えします。
- ジャンル選びのコツ
- 情報発信方法のコツ
- 習慣化のコツ
ジャンル選びのコツ
- 好きなジャンルを発信する
- ネタが尽きないくらい広いジャンルを選ぶ
- 競合が少ないジャンルを選ぶ
ジャンル選びに関しては、上記の3点を満たしていると続けやすくなります。
とは言っても、「好きなことなんて簡単に見つからない!」という人もいるでしょうし、「どのジャンルにも競合はいる!」と思うかもしれません。
ジャンルは途中から変えても良いので、まずは思いついたことを書くだけでも良いでしょう。
エンジニアでネタが尽きないということであれば、「仕事で使っている技術について」だと思います。同じ技術であっても各現場ごとに使い方が違うと思うので、今使っている技術について調べたことや発見したことを発信してみましょう。
情報発信方法のコツ
- スマホだけでできるようにする
- 考える時間を減らす
- すぐに始められる媒体から
情報発信方法はできるだけ簡単にすべきです。
PCからでもスマホからでもすぐに発信できるようにしておくことで、例えば旅行先でも続けることができます。
また、ネタや発信内容を考える時間が長すぎるのも大変ですから、今日の晩御飯を考えるくらいの感覚で思いつくと続けやすいでしょう。
習慣化のコツ
- 毎日同じ時間に発信する
- コンテンツ量は少なめにする
- 成果が見えてくると良い
習慣化をするためには、とにかく最初は毎日少しづつ発信を続けることです。
毎日同じ時間に発信することで、生活習慣の一部になっていくので、時間を決めて発信しましょう。
アクセス数や収益などの成果が目に見えてくると楽しくなってくるので、できればアクセスがアップするまで我慢して続けていきましょう。
まとめ: 毎日の記録を残そう!
毎日何をしたか、何を思ったかの記録を残すことはとても重要です。
仕事で学んだことを忘れてしまって、また同じ失敗を繰り返す、、なんてことも無くなってきます。
今回情報発信の媒体では紹介しませんでしたが、日記を書くこともおすすめです。どれくらいおすすめしているかは、日記の効果は絶大です!【3年間毎日日記を書いたら人生変わった】でご紹介しています。
ほとんどの人がTwitterなどのSNSアカウントを持っていると思うので、情報発信のハードルは実はめっちゃ低いです。
収益化するとか誰もやっていないことを発信しようとせず、まずは自分が持っている何かを気軽に発信してみましょう!