この記事では、これからエンジニアになろうとしている人、エンジニアになったばかりの人におすすめの本を紹介します。
プログラミングを始めると、基礎知識が全く足りていないと感じる人も多いはずです。
学ぶことが多すぎてどれから手をつけていいかわからないし、基礎だけをシンプルに載せている本があるといいなと思うはず。
ここで紹介している本は、どんなエンジニアにも役立つように、プログラミング言語に依存していません。
おすすめ本の選定基準
まず、どういう基準でおすすめの本を選んだのかを説明しておきます。
紹介する本はすべてぼく自身が読んでいますし、役に立ったなと思う内容だった本です。
特定の技術に依存しない
特定の技術を極めるのは、新人エンジニアにはまだ早いと思っています。
なので、1つの技術に特化した本ではなく、どんな現場でも通用する内容の本を選びました。
1つだけ例外が、AWSです。
AWSの本をおすすめしていますが、AWSはほとんどの現場で使われる技術なので、新人エンジニアにもおすすめしています。
インフラエンジニア以外でも、AWSは身につけておいて損はないですし、サーバのセットアップくらいは自分でできると開発もスムーズですから、1冊はAWSの本を読んでおきましょう。
10年前から廃れていない
ブログ記事やYoutube動画は1年あれば廃れてしまいますが、本は古くから廃れていないものもあります。
現在でも通用する、根本的な考え方や基礎知識を教えてくれる良本になっているので、ぜひ一読してみてください。
技術の習得スピードを早める
技術を教える本よりは、技術の習得スピードを早める本を意識して選んでいます。
単純に知識だけなら公式ドキュメントを読めば良いだけだからです。
現場で長年働いてきたエンジニアが、気合いを入れて書いた一冊などがおすすめですね。
新人エンジニアが本を活用すべき理由
Web上にこれだけの情報があるのに、なぜ本を読まないといけないの?と思う人もいるでしょう。
9割以上の情報はWebで十分です。
残りの1割は、本の中に眠っているかもしれません。
しかも、この1割がプログラミング学習や仕事において、最も重要なことだったりするのです。
ぼくも新人エンジニアだった頃に、本に助けられたことがたくさんあります。
貴重な情報があることを知ってもらいたいので、この記事で、本をおすすめしています。
辞書として使える
「あれなんだっけ?」と思ったときに本が役に立ちます。
Webサイトにも情報はあるのですが、検索しても出てこないことがあったり、情報量が多すぎてどれが正しいのかわからないことがあります。
本なら、後ろの索引で調べれば、すぐに情報にアクセスできます。
無駄な情報を削ぎ落としているからこそ、貴重な情報源になります。
内容が正確
本を書く人は、長年エンジニア職を続けてきた人たちです。
ぼくがおすすめしているのは、そういう人たちが書いた本ばかりです。
Webサイトだと、ぼくのようなエンジニアをちょっと経験しただけの人がブログを書いたりしていて、内容が正確かどうかわかりません。
正確な情報を得るためには、Webサイトより本の方が良い場合もあります。
良い本は残り続ける
Google検索で上に出てきたWebサイトやQiitaで上位にある記事が良い情報とは限りません。
しかし、本は長くベストセラーになっていれば、確実に良い本です。
内容のクオリティを確かめるためには、本の方がわかりやすいため、無駄なくクオリティの高い情報を得ることができます。
新人エンジニアにおすすめの本5選
それでは、ぼくがおすすめする本を5つ紹介します。
リーダブルコード
エンジニア向けの本としてベストセラーになっている本です。
「エンジニア おすすめ 本」で出てくるブログ記事には、必ずと言っていいほど紹介されています。
読みやすいコードを書くためのコツが書いてあり、印象に残っているのが、「名前をしっかり付けること」の部分です。
素晴らしいアルゴリズムを思いつくよりも、コメントやメソッド名の付け方を工夫するだけで、読みやすいコードになることがわかります。
オブジェクト指向でなぜつくるのか
オブジェクト指向とは何かと聞かれると、すぐに答えるのは難しいのではないでしょうか。
オブジェクト(物)ごとにモデルを分けるくらいのイメージはつくかもしれませんが、もっと深いところまで落とし込んで説明してくれます。
現代のコードはだいたいオブジェクト指向で作られているので、オブジェクト指向とは何かを知っておくことがとても大事です。
Webを支える技術
インターネット、Webがどのように成り立っているかを理解するための本です。
プログラミング言語でコマンドを打ったりすれば、ページが開かれて、データが保存できたりしますよね。
裏ではどんな通信が行われているか、ページが表示されるのは、コードをどのように変換しているのかなど、Webに必要な裏側の技術の理解も必要です。
裏側の技術は、あらゆるIT技術の基盤になるので、知っておくと技術の習得スピードが早くなります。
Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築
クラウドサーバは、必須の技術となりました。
インフラエンジニアではなくても、AWSの使い方は知っておくほうがいいでしょう。
この本はシンプルな構成だけなので、インフラエンジニアとしては物足りないですが、サーバサイドエンジニア、フロントエンジニアであれば、このくらいの知識は身につけておきたいところです。
なるほどデザイン
デザインの本です。
エンジニアの中には、デザインはプログラミングではないし、まるっきりできない人もいます。
しかし、Webページを開発していく際に、デザインを意識することで、きれいな設計を行うことができます。
エンジニアもデザインの基礎は知っておくべきだと思います。
新人エンジニアにおすすめの本まとめ
以下の本を紹介しました。
- リーダブルコード
- オブジェクト指向でなぜつくるのか
- Webを支える技術
- Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築
- なるほどデザイン
これらは、基礎の技術を学ぶための本です。
ここから、各プログラミング言語を学んだり、マニアックな技術を学んでいくことで徐々に一人前になっていきます。
情報や知識を効率良く仕入れて、変化の早いIT技術に追いつけるようにしていきましょう。
もう新人じゃないよって人は、もう少しレベルの高い本も紹介しています。↓