僕は大手SIerに新卒入社し、その後Web系ベンチャー企業に転職をしました。
転職前にスキルを身につけるために半年くらいプログラミングを学び、ポートフォリオを作ったりしていました。
その時は無職だったので、プログラミングにお金をかけるわけにもいかず、無料のプログラミング学習サイトで基礎知識を学び、ググったりしてポートフォリオを完成させました。
今でこそ、無料で学べるプログラミングスクールがありますが、当時は高額なスクールしか無かったため、独学するしかなかったのです。
プログラミングスクールに通う方が学習効率は良いですが、転職時のアピールポイントであるポートフォリオは、自分の頭で発想したオリジナル作品が好ましいです。
サービスの発想を生み出すためには、プログラミング学習サイトで他の人とは違うアプローチで学ぶべきだと思っています。
そこで今回は、僕が使ってみて役に立ったと感じたプログラミング学習サイトを紹介します。
プログラミング学習サイトの種類
プログラミング学習サイトには、いくつかの種類に分かれます。
- サービス内で完結するサイト
- 自分で環境構築するサイト
- 学習ポイントごとに分かれているサイト
1つずつ説明します。
サービス内で完結するサイト
サービス内で完結するサイトは、
- ブラウザやアプリ内で完結する
- 設定不要ですぐに始められる
- 答えを確かめられる
という特徴があります。
プログラミング学習初心者はここから始めるのが一番簡単です。
プログラミングを学習する環境を作ることなく、すぐに始められるからです。
例えば、クイズ形式で選択するタイプの学習サイトがあるとします。
ただクイズに答えるだけでプログラミングの知識が身につくので、スマホでもできちゃいそうですね。
自分で環境構築するサイト
自分で環境構築するサイトは、
- 自分のPCでコードを動かす
- 実務に近い開発体験ができる
- コードをアレンジすれば自分のサービスが作れる
という特徴があります。
自分で環境構築をするのは、少しハードルが高いです。
実際、ほとんどの人が環境構築で躓き、プログラミング学習まで進めなくなってしまいます。
パソコンのスペックやバージョン、教材で紹介している環境のバージョンと最新のバージョンにずれが生じることで、思ったように動かないことがあるのです。
運営者に質問ができるサイトなら良いのですが、ブログのようにテキストで書かれているだけの教材だった場合、自分で調べながら進めなければいけません。
とはいえ、仕事は自分で環境構築をするところから始まりますから、誰しも通らなければいけない道ではあります。
学習ポイントごとに分かれているサイト
学習ポイントごとに分かれているサイトは、
- より深い知識を学ぶことができる
- 基礎知識や環境構築ができること前提
- 他の人と知識の差を付けることができる
という特徴があります。
教材を終わらせると、1つのサービスができあがる学習サイトが多いですが、学習ポイントを分けているサイトもあります。
少し上級者向けで、例えば、「決済サービスが作りたい」と思った時に、「決済ライブラリの導入」という教材を学ぶという使い方ができます。
最初は、一貫したサービスを作れる方が楽しいし満遍なく学べるのでおすすめですが、もっと深いところまで学びたいと思うようになったら、ポイントごとに学ぶのも良いでしょう。
プログラミング学習サイトの賢い使い方
プログラミング学習サイトは、以下の順番で使うことをおすすめします。
- サービス内で完結するサイトで基礎を学ぶ
- 自分で環境構築するサイトで実務に対応する
- 学習ポイントごとに分かれているサイトでさらに深く学ぶ
上記の順に学んでいくことで、
- 1人でサービスを作る力
- 実務に対応する力
- 自分で調べながら学ぶ力
が身につきます。
プログラミング学習サイトである程度学び終えたら、
- ポートフォリオ作り
- 転職活動
- プログラミングスクール
などへ進むことを検討しましょう。
おすすめのプログラミング学習サイト
おすすめのプログラミング学習サイトを紹介します。
Progate
200万ユーザが使っている、最も有名なプログラミング学習サイトです。
サービス内で完結するので、ブラウザさえ開けば学ぶことができます。
僕も初心者の頃はProgateから始めました。とても丁寧に説明してくれるので、とっかかりにくいイメージのあったプログラミングを簡単にしてくれました。
ある程度までは無料でできるので、無料コースを終わらせて、物足りなければ有料コースに進むと良いでしょう。
ドットインストール
動画で学ぶタイプのプログラミング学習サイトです。
1動画3分くらいなので、スキマ時間に勉強できます。
Javascriptでミニアプリを作るコースがおすすめです。
自分で環境構築するサイトですが、Javascriptは環境構築がほとんど必要ない言語なので、簡単に始めることができます。
Progateと同様、最初のうちは無料コースをやって、物足りなければ有料コースに進むと良いでしょう。
Railsチュートリアル
Ruby on Railsでサービスを作っていくプログラミング学習サイトです。
各バージョンを合わせないと途中で躓いてしまうので注意しましょう。
ちょっと難しいですが、Gitを使ったコード管理や、Herokuというインフラ環境へデプロイすることで、サービスを公開するところまで学ぶことができます。
Railsチュートリアルを終わらせれば、実務に近い開発ができるようになっているでしょう。
Udemy
Udemyは、プログラミングだけでなく、様々な動画教材を販売しているサイトです。
初心者用コースだけでなく、中級者向けのコースやマニアックなコースまで幅広いので、僕は未だに使っています。
初心者におすすめなのは、「【Web開発初心者向け!】Web開発入門完全攻略 充実の18時間コース」ですね。
これを終わらせれば、一通りのWebサイト構築の知識が身につきます。
プログラミング学習サイトで独学しよう
いきなりプログラミングスクールに通うのはおすすめしません。
スクールに通ってみたは良いけど、
- 自主学習ができない
- あまり楽しくない
- 今の仕事で十分
と思ってしまう可能性があるからです。
まずは独学でやってみて、プログラミングに対する興味や情熱を確かめましょう。
- これで稼げるのなら続けられる
- プログラムが動くと嬉しい
- パソコンに向かい続けるのが苦にならない
そう思ったあなたは、プログラミングスクールに通うなり、転職活動を始めても良いと思います。
エンジニアになると、基本的にスクールに通うことはできません。
自分で調べてコードを書かなければなりません。
教材通りに学ぶ、質問して教えてもらうだけでは、仕事を始めたときに自分で進めることができなくなります。
知識を身につけるだけなら、プログラミング学習サイトよりスクールのほうが効率が良いですが、実務で必要なスキルを身につけることができるのはプログラミング学習サイトです。
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