フリーランススタートは、フリーランスエージェントの情報を横断検索できる情報サイトです。
複数のエージェントに登録することなく、横断検索ができるので、案件数や単価相場を知りたい方におすすめのサービスになっています。
今回は、このフリーランススタートというサービスについてご紹介します。
- フリーランススタートの基本情報
- フリーランススタートのメリット・デメリット
- フリーランススタートをおすすめする人
運営会社情報は下記の通りです。副業がしたいエンジニア向けのdoocyJobというサービスも運営しています。
運営会社 | 株式会社Brocante |
設立年 | 2017年 |
案件数 | 約501,490件 |
他のサービス | doocyJob(副業探しサイト) |
最高月収 | 210万円 |
多くのフリーランスエージェントが抱えている案件を閲覧できるようにしているので、案件数は驚異の50万件超え!最高月収も200万円を超えています。
フリーランススタートのメリット
フリーランススタートのメリットは以下の通り。
- 複数のエージェントをまたいで案件検索できる
- 条件を保存して定期的に案件確認できる
- スカウト機能で掘り出し案件が見つかることがある
1つずつ解説します。
複数のエージェントをまたいで案件検索できる
フリーランスエージェントはこのブログでもいくつかご紹介していますが、数え切れないほどあって、まだまだ紹介しきれていません。
各エージェントごとに保有している案件も違うので、1つのエージェントだけを調べても、どの言語が流行っているのかとか、どのくらいの単価で案件が受けられるのかがわかりません。
フリーランススタートなら、複数のフリーランスエージェントの案件を横断検索できるので、流行りの言語や相場、案件数などを調べることができます。
こういったサービスはフリーランススタート以外には無かったので、とても便利ですし、フリーランスエンジニアにとって嬉しいサービスです。
条件を保存して定期的に案件確認できる
横断検索するときの、検索条件を細かく決められたり、条件を保存できるので、定期的に自分が持っているスキルに見合う案件を調べるのが簡単にできます。
PHPについて調べてみたのが上記画像です。
案件数が2万件以上あり、充分な需要があることがわかります。
その他にも、
- 勤務地
- 単価
- 働き方
など細かい条件を設定することができます。
平均単価や最高単価もグラフになっているので、だいたい平均くらいはもらえることが分かりますし、もし平均より低い単価を提示されたら、交渉したり断ったりする判断材料にもなります。
エージェントによって指定できる検索条件が違うので、こうやって同じ検索条件で調べられるのは良いですよね。
スカウト機能で掘り出し案件が見つかることがある
検索条件を保存すると、週に1回くらいスカウトメールが送られてくるようになります。
自分で検索しても見つからないような案件を紹介してくれたりするので、スカウト経由で良い案件が見つかることが結構あります。
フリーランススタートはエージェントではなく、あくまで検索サイトなので、エージェントに案件を探してもらったり相談することはできないのですが、スカウト機能を使えば、エージェントに案件を紹介してもらった気分になります。
賃貸物件を探すときみたいな感覚でフリーランス案件を探すことができます。
フリーランススタートのデメリット
フリーランススタートのデメリットは以下の通り。
- 公開案件しか検索できない
- 案件を受ける場合、エージェントに相談しなければならない
- エージェントごとの案件以外のサービスが分からない
1つずつ解説します。
公開案件しか検索できない
各エージェントが持っている案件を横断して検索できるメリットがありますが、公開案件しか検索することができません。
エージェントは、企業が情報を公開したくない場合もあるので、非公開にしている案件を保有しています。
エージェントに登録をすれば、こういった非公開案件を紹介してもらえるのですが、フリーランススタートでは非公開案件を取得することができないようです。
個人的には、情報を公開したがらない企業に対して疑問を感じますし、非公開案件を保有していることをメリットとしてアピールするエージェントにも疑問を感じます。
もっと情報をオープンにしてもいいのではないかと思っているので、非公開案件にアクセスできないのは、大きなデメリットにはならないと思います。
案件を受ける場合、エージェントに相談しなければならない
フリーランスエージェントで良い案件を見つけたら、「応募する」ボタンを押すわけですが、そのまま企業と契約の商談に進むわけではなく、その案件を持っているエージェントに連絡がいきます。
結局エージェントに登録をして、1から相談をして、別の案件を紹介されたりもするので、すぐに案件にアクセスできるわけではありません。
不動産検索サービスで良い物件を見つけて問い合わせたけど、結局賃貸仲介に訪問するだけで、決めた物件以外を紹介されるのと同じですね。
なので、フリーランススタートから応募するメリットはあまりなくて、情報を検索して相場を調べるために使うのが良いと思います。
エージェントごとの案件以外のサービスが分からない
エージェントが持っている案件を検索することはできますが、そのエージェントが他にどんなサービスをしているのかまでは分かりません。
例えば、
- 福利厚生サービスが充実している
- 会計ソフトが無料で使える
- お得なクレジットカードがある
などです。
エージェントを決めるときはこういった付随するサービスも調べながら判断すべきなので、案件の情報しかないフリーランススタートで、エージェントに登録までしていく必要はありません。
各エージェントが売りにしているサービスは、このブログでもいくつか紹介しています。
おすすめのフリーランスエージェント
こんな人におすすめ | 公式サイト | 詳細記事 |
---|---|---|
高単価を狙いたいなら | レバテックフリーランス | 詳細 |
質の高いサポートを受けたいなら | ギークスジョブ | 詳細 |
週3で働きたいなら | ITプロパートナーズ | 詳細 |
リモートで働きたいなら | IT求人ナビフリーランス | 詳細 |
地方で案件を探したいなら | IT求人ナビフリーランス | 詳細 |
税金周りで苦労したくないなら | テックビズフリーランス | 詳細 |
AIやビッグデータに興味があるなら | BIGDATA NAVI(ビッグデータナビ) | 詳細 |
とにかく多くの案件から探したいなら | フリーランススタート | 詳細 |
フリーランススタートをおすすめする人
フリーランススタートをおすすめする人は以下の通り。
- 案件数や相場を知りたい人
- まだエージェントに登録していない人
- とりあえず情報だけ欲しい人
こちらも解説します。
案件数や相場を知りたい人
フリーランススタートは検索機能が充実していて、案件情報も多いので、自分がフリーランスとしてやっていけるのかを調べたり、いくらもらえるのかを調べるのに便利です。
例えば、Rubyを2年くらい経験しているエンジニアがフリーランスエンジニアになろうとしています。
そしたら、フリーランススタートでRubyを検索すれば、どのくらいの案件があって、平均単価はどれくらいなのかがわかります。
今の給料と比べて、収入が上がるのか、仕事が無くなる心配は無いかを調べるのに最適なサービスです。
まだエージェントに登録していない人
まだエージェントに登録していない人にもおすすめします。
とはいえ、デメリットでもお伝えしたように、良い案件を見つけてそこからエージェントに登録するのは、おすすめしません。
エージェント検索をすることができるので、各エージェントを検索してみて、何件くらい案件があるのかを調べてから、どのエージェントに登録するのか判断するのがおすすめの使い方です。
上記画像は、「Ruby✕フォスターフリーランス」で検索しました。
フォスターフリーランスに登録すると、Rubyの案件が211件あることがわかります。
他のエージェントも検索してみて、211件が多いかどうかでそのエージェントから仕事がもらえるかどうかがわかります。
ちなみに、Ruby案件はレバテックフリーランスが一番多く、フォスターフリーランスは3番目くらいでした。
とりあえず情報だけ欲しい人
フリーランスになるかどうかわからないけど、今のフリーランスエンジニアの需要を知りたい人におすすめです。
これだけ多くのエージェントの案件情報を網羅しているサービスは他にないので、フリーランスエンジニアの案件情報をとりあえず知りたいなら、フリーランススタートに登録しておいてもいいと思います。
フリーランススタートによる市場分析
フリーランススタートは、案件数50万件を超えるフリーランス案件サービスです。
そのため、日本のフリーランスエンジニア市場を一番正確に分析できると言っても過言ではありません。
下記画像は、フリーランススタートが分析した、言語別の平均単価です。
SwiftやKotlinといったスマホアプリ開発言語の平均単価が高いことが分かります。
なるべく平均単価が高い言語の方が、高単価案件を獲得できる可能性が高いのは間違いありませんが、言語別の案件数や企業規模、案件の条件なども見ながらどの言語が良いか考えていきましょう。
例えば、PHP案件は平均単価が62.5万円と高い方ではありませんが、この中にはWordpress案件が含まれているかもしれません。
平均単価を参考にしつつも、言語で検索してみて、獲得できそうな案件がどれくらいかを確かめてみるべきです。
平均単価はR言語がダントツですが、データ解析言語なので、初心者がいきなり学ぶのには適していません。
価格はあくまで参考値として、実際の案件も検索してみることをおすすめします。
まとめ: 案件の相場確認をしたい人におすすめ
今回は、フリーランススタートについて紹介しました。
フリーランスエージェントとは違って、エージェントに相談するのではなく、案件検索に特化したサービスです。
今まで、案件を調べるときはエージェントに登録して、面談したりスキルシートを出さないと案件を教えてくれなかったのですが、フリーランススタートがこうやって案件をまとめてくれているので、無理にエージェントに登録せずとも、案件を調べることができるようになりました。
また、エージェントごとに単価なども比較できてしまうので、マージンを高く設定して、単価が低めだったエージェントはどんどん淘汰されていき、フリーランスエンジニアは単価が高くなっていきます。
不明確だった案件情報を見えやすくしてくれたフリーランススタートは、フリーランスエンジニアにとってとても便利なサービスですので、ぜひ使ってみてください!