こんにちは。ケンジです。
今回は、エンジニアが技術ブログを書くことについてまとめます。
僕は、エンジニアが技術ブログを書くことに賛成です。
全てのエンジニアは技術ブログで発信すべきだと思っています。
その目的は様々ですが、スキルアップにつながるし、認知度が高まって仕事に有利になるし、ブログ自体で収益化もできます。
今回は、技術ブログの始め方について、解説していきます!
技術ブログを始める目的を決める
まずは、技術ブログを始める目的を決めましょう。多くの人は、学んだことを記録しておく備忘録が目的になると思います。
誰かの役に立つドキュメント的な目的もありますが、ほとんどの技術情報はインターネットに落ちているので、わざわざドキュメント式ブログを作る必要はありませんからね。
いくつか目的例を出してみました。
目的例1: 学んだ技術の備忘録
人間、学んだことは忘れる生き物ですから、備忘録というのはスキルを定着させるのにおすすめの方法です。
文章にするためには、細かいところまで調べないといけなくて、なんで動かないのか、動作する仕組みはどうなっているのかまで詳しく書かないと文章として成立しません。
公式ドキュメントに書いてあったから、その通りにやったからできたというだけでは、知識を記憶しただけで技術的な向上とは言えません。
知識が定着したかどうかを確かめるために、備忘録を書くというのは有効な手法なのです。
目的例2: 仕事の依頼が欲しい
ブログを書いたからといって、仕事の依頼がバンバンくるということはほとんどありません。僕も技術ブログを書いていた頃がありますが、ブログ経由で仕事の依頼が来たことは一度もありませんでした。
しかし、ある転職サイトで仕事のオファーが来た時に、プロフィール欄に貼ってあるブログのURLをクリックしてもらえる可能性はあります。
この人はちゃんと勉強して、自分の考えを発信しているなと思ってもらえれば、採用される可能性は高くなります。なので、仕事の依頼をもらう目的でブログを始めるのは間違ってません!
目的例3: エンジニア仲間が欲しい
ブログを通じて、エンジニア仲間ができる機会もほとんどありません。が、仕事と同様に、エンジニアと名刺交換でもした後で、ブログを見てくれる可能性はあります。
自分はどんな人で、どんなスキルがあるのかをネット上に出しておくことで、誰かしらの目に止まることがあるということを忘れてはいけません。
手っ取り早くエンジニア仲間を作りたいなら、Twitterなどのカジュアルに繋がれるサービスを使ったほうがいいかもしれませんね。
目的例4: 収益化のため
技術に関する情報を書いて、収益化するのはかなり難しいです。
せいぜい、技術本を紹介して、1件あたり数十円の収益になるくらいです。エンジニアの数もそれほど多くないですし、ネットリテラシーの高いエンジニアから広告費やアフィリエイト収益を得るのは至難の業です。
収益化を目指すなら、技術ブログではなく、もっと広い範囲に届く、収益化しやすい分野を探してみましょう。
技術ブログに何を書くかを決める
技術ブログなので、当然技術に関することを書くわけですが、簡単すぎてもつまらないし、難しすぎても誰も読まない記事になってしまいます。
学んだ技術を書く
仕事や勉強で学んだ技術を書くと、知識が定着するのでおすすめです。ただ、誰かに読んでもらうわけでないなら、メモ書きでもいいわけで、ブログにする必要はなくなります。
学んだ技術の備忘録でありながらも、スキルのアピールができることを書いたほうがいいと思います。
エンジニアにとって役に立ちそうなことを書く
他のエンジニアに向けた技術ブログということなら、働き方とかも含めて、役に立ちそうなことを書いてみましょう。
技術に関しても、ネットで検索しても出てこなかった情報とか、わかりにくいと思った情報、最新バージョンで出たエラーなど、エンジニアに役立つ情報がいいですね。
実際、そういった記事に出会うと感謝しますし、TwitterでDMを送りたくなってしまいます。(笑)
学習方法について書く
プログラミングの学習方法について書くのは結構おすすめです。
学習方法って人それぞれなので、自分の学習方法を書いてみると、他のエンジニアと意見できることもあります。
また、プログラミングスクールの広告を出したりしやすいので、収益化にも繋がりやすいテーマです。
オンラインで完結するプログラミングスクールのおすすめ
技術ブログを始めるのにおすすめのブログサービス
さて、技術ブログを書く目的と何を書くかが決まったところで、どこに書くかを決めていきます。
エンジニアに一番おすすめするのはQiitaです。目的別におすすめのブログサービスを紹介しますね。
IT業界での認知度を高めたいならQiita
迷ったらQiitaでいいでしょう。ほとんどのエンジニアが使っていますし、SEOに強いので結構なアクセスが集まります。
エンジニア向けということもあり、エディタがマークダウンで使いやすいです。
技術テーマ以外のことを書いてはいけないという決まりになっているので、転職の話題とか、お金の話など直接技術を関係無いテーマで書くことができません。また、収益化もできないので、認知度を高めるために使うのがおすすめです。
収益化を目指すならWordpress
収益化したいなら、Wordpressです。Wordpressは自分のドメインを取ることになるので、長くサイトを運営しつづけるとアクセスが集まりやすくなるという特徴があります。
ただ、最初は全くアクセスがないので、根気よく続けられるかが問題です。
アフィリエイトや広告案件のあるテーマで技術ブログを書くつもりなら、Wordpressがおすすめです。
サイト作りの勉強もしたいなら静的サイトジェネレータ
技術ブログ自体をエンジニアとしての勉強にしてしまうなら、静的サイトジェネレータがおすすめです。
立ち上げるのに若干技術的要素が必要なので、非エンジニアが作るのはかなり難しいです。
もっとがっつり勉強したいなら、ゼロからブログを作ってみるのも面白いかも。
有料記事を販売するならnote
有料記事を書いて販売したいなら、note一択です。noteはアクセスが集まりやすく、有料記事も作りやすいです。
有料記事を売るだけの認知度や信頼性がないと、誰も記事を買ってくれないので、まずは無料記事でアクセスを集めるところから始めたほうがいいですね。
有料にすることで、アクセス数が減るということを忘れずに。
技術ブログを継続するコツ
ブログサービスも決まり、ようやく書き始めたところで、記事ネタが無くなったりやる気が無くなって、ブログが継続できなくなってきます。
そこで、技術ブログをどうしたら継続できるのか、コツを紹介します。
毎日決まった時間に書く
歯磨きをするように、毎日決まった時間にブログを書きましょう。
技術ブログなら、就業後すぐがいいですね。頭の中に技術のことが残っている状態ですから。
仕事終わりにブログを書くのがきついなら、タイトルと見出しだけを作っておいて、翌朝に書くのもおすすめです。朝のほうが頭が冴えてますし、予定も無いはずなので、継続しやすいです。
夜に書こうとすると、飲み会があったり、面白いテレビを見てしまったりと誘惑が多いですからね。
アクセス分析をする
どのくらいの人に読まれているかを把握することで、ゲーム感覚でブログを書くことができて楽しくなります。
例えば、Qiitaだとアナリティクスと連携させることができて、書いたその日からアクセスを確認できます。
人気のテーマだと、いきなり数十アクセスが来たりするので、書いていて楽しくなってくるはずです。
WordPressは、3ヶ月くらいほとんどアクセスがないので、乗り越えるのはしんどいです。継続したいならQiitaの方がいいです。
文章量や質にこだわりすぎない
人気ブロガーやアフィリエイターのようなきれいな文章を書かなくても大丈夫です。
自分の言葉で書けばいいし、1000文字も書く必要はありません。とにかく最初は継続することが大事なので、毎日何か書いてみることが大事ですね。
画像を入れるとか、太文字にするとかも後からやれば十分です。
認知されてきたら収益化を考える
ブログを3ヶ月位継続できるようになって、そろそろアクセスしてきている人に何かを宣伝して、収益化してみたいなと思う人もいると思います。
最初から、収益化を目指す人もいることでしょう。
技術ブログで収益化する方法は、4つほどあるので、紹介していきます。
Amazonアソシエイトで商品を販売する
Amazonで技術本とかマウスとかのリンクを貼って、読者がそのリンクをクリックして買ってくれたら、あなたに購入代金の数%が入ります。
あまり大きな金額にはなりませんが、Amazonなら結構ポチってくれますので、おすすめできる商品があればリンクを貼っておきましょう。
特に技術本をおすすめする時は、読者はすぐに商品ページにアクセスしたいはずなので、リンクを貼ってあげると親切です。
ASPのアフィリエイトでサービスを宣伝
A8..netやもしもアフィリエイトなどのアフィリエイトサービス(ASP)を使って、宣伝する方法です。
Amazonアソシエイトと同様に、リンクをクリックしてもらい、購入までたどり着けば収入となります。
技術ブログだと、プログラミングスクールとか、転職エージェントあたりがおすすめです。無料相談だけでも収益になる広告もあるので、宣伝しやすいです。
Googleアドセンスで広告を貼り付ける
よくWebサイトに出てくる広告はだいたいGoogleアドセンスです。1クリック数円くらいの収益になります。
購入まで行かなくてもクリックだけで収益になるので、ハードルが低いですが、広告を貼りすぎると邪魔になるし、AdBlockプラグインを使っている人には表示されないので、最近はあまり稼げません。
ページの片隅にちょっと貼っておいて、お小遣いを稼ぐのにおすすめです。
noteで有料記事を販売する
記事の価値が上がってきて、読者も増えてきたら、有料記事が売れるかもしれません。
そしたら、noteで記事を販売しましょう。値段設定とか文字数によって売れる数が変わってくるので、どれだけ需要を理解しているかが重要になります。
また、技術ブログの方でほとんどの情報を無料で出してしまっていたら、有料化するネタがなくなってしまいます。一部の人にしか教えたくない情報だけを有料化するのがコツです。
まとめ: 技術ブログでアウトプットしよう!
技術ブログを始める方法について書きました。
最初の「技術ブログを始める目的」が非常に大切で、ここが決まっていないと書く内容も安定しないし、継続もできなくなります。
ただ発信するだけなら、Twitterでも十分ですし、わざわざブログに書き残す必要はなくなってしまいます。それでも技術ブログを書くにはそれなりの目的が必要です。
目的例を4つ上げてみましたが、この目的さえ決まってしまえば、何を書くかとかどのサービスを使うかはおのずと決まってきます。
技術ブログを書いて、認知度を高めたり、収益化して楽しいエンジニアライフを送りましょう!