ブロックチェーンとNFTの違いについて簡単な言葉だけで解説します!

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こんにちは。ケンジです。

歴7年のエンジニアです。

仮想通貨をちょっと買ったり、ブロックチェーンのプログラミングを学んだりしています。

この記事は、ブロックチェーンとかNFTという言葉を聞くけど、違いや意味が分からないという人向けです。

ITやプログラミングに詳しくない人でも分かるように、できる限り簡単に解説します。

この記事を読んだだけでは、ブロックチェーンやNFTを完全に理解することはできないかもしれませんが、ニュースとかでブロックチェーンやNFT発見したときに、納得できるくらいにはなると思います。

目次

ブロックチェーン技術を使ったサービスがNFT

NFTは、世界に1つだけの証を発行するサービスのことです。

この世界に1つだけを実現するために、ブロックチェーン技術が使われています。

「NFTはブロックチェーン」は合っている

NTFは、ブロックチェーンでできているという意味なら、正解です。

数あるブロックチェーンサービスのうちの1つだからです。

例えば、ブロックチェーンを使った代表的なサービスに仮想通貨があります。

「ブロックチェーンはNFT」は間違い

逆に、ブロックチェーンはNTFである。は間違いです。

ブロックチェーンは、NTFでもあるし、仮想通貨でもあるし、その他多くのサービスでもあるからです。

ブロックチェーンは、管理者のいない世界をインターネット上で実現するための技術のことです。

ブロックチェーンは管理者のいない世界を作る技術

管理者のいない世界とはいったい何なのか、具体例を紹介します。

まず、管理者がいる世界は世の中に多く存在します。

  • お金: 国が管理者
  • 預金口座: 銀行が管理者
  • Twitter: Twitter社が管理者

ほとんどのサービスや商品は、それらを作った企業や団体が管理しています。

それでは、管理者がいない世界の例を上げてみます。

  • 友達のグループ: 誰もリーダーがおらず、自由に発言したり遊んだりできる世界
  • 仮想通貨: 企業が介在していないが、通貨としての機能を持っている

うーん、管理者がいない世界を考えてみましたが、仮想通貨などのブロックチェーンを使ったサービス以外ではあまり思いつきませんでした。

友達のグループもリーダーがいなければ管理者不在ですが、大抵の場合、ガキ大将がいるものですから、ガキ大将に管理されている世界と言えるかもしれませんし。。

管理者のいない世界はWeb3と呼ばれる

管理者のいない世界は、基本的にはインターネット上でブロックチェーン技術が使われたサービスに存在します。

そのようなインターネット世界のことを、Web3と言います。

お笑い第7世代的に言うと、インターネット第3世代です。

ブロックチェーンというのは、新しい時代を生み出すほどのインパクトのある技術なわけです。

Web3を実現するためにブロックチェーンが必須

ブロックチェーン=Web3ではないことにも注意しておきましょう。

現時点で、Web3世界を実現するためには、ブロックチェーンしか使える技術がないとうだけで、今後Web3をもっと簡単かつ便利に実現できる技術が開発されるかもしれません。

なので、今はWeb3を実現するためには、ブロックチェーンが必要と考えても問題ありません。

NFTは「世界に1つしかない」を実現する

ブロックチェーンについて理解していただけたでしょうか。

ここから、NFTについてなるべく簡単に説明していきます。

NFTは、Non-Fungible Tokenの略で、非代替性トークンという意味です。

何だかよくわからないと思うので、NFTという単語だけ覚えておけばOKです。

今のところ所有権として使われることが多い

NFTが使われる代表的な例は、絵画などのアートの所有権の証明です。

例えば、ゴッホの絵が売られているとします。

しかし、その絵が本物かどうかわかりませんし、買ったからといって他にも「持っている!」と言う人が出てくるかもしれません。

そこで、NFTという証明書を発行して、

  • 本物のゴッホの絵であること
  • 所有者はあなたであること

を記すことで、本物のゴッホの絵の所有者であることを証明することができます。

絵だけでなく、

  • 音楽
  • イラスト

など、様々なアートの所有権が販売されています。

所有権を持ったからといって、何か特典が付いてくるわけではありませんが、所有欲を満たすことができるため、アート好きやお金持ちの間でNFTが流行ったわけですね。

NFTを売るとアーティスト販売手数料を得ることができる

「もうゴッホの絵は要らない!」

と思ったら、所有権であるNFTを他の人の売ることができます。

従来の絵の売買であったら、絵を書いた人は、最初に買った人からの収益しか得ることができません。

しかし、NFTの場合は取引が成立すると、NFTを作成したアーティストにも収益の一部が還元される仕組みをつけることができます。

そのため、より多くの取引がされるアートを作り出すことで、永続的に収益を生み出す仕組みを作ることができるのです。

安く買って高く売ることもできる

アーティストにとってはアートから永続的に収益を得られるというメリットがある一方、デメリットも存在します。

NFTの価値は需要と供給によって変わるため、NFTを安く買って高く売ることで収益を得ることができます。

そうなると、所有権が欲しい人だけでなく、ギャンブル目的でNFTを購入する人がでてきます。

価値の増減のみを意識して、どんなアートなのかは意識しない人が多くなると、アーティストはNFTなんて売りたくないと思ってしまいますよね。

純粋な所有権を持てるというメリットと、ただのギャンブル商品になってしまうというデメリットがあるのです。

NTFと仮想通貨の違い

NFTと仮想通貨の違いも説明します。

  • NFT: 世界に1つだけのトークンを発行
  • 仮想通貨: 所有権のないトークンを発行

これだけだと分かりづらいかもしれないので、詳しく説明していきます。

NFTは仮想通貨に所有権情報を付けただけ

NFTと仮想通貨はよく似ています。

どちらも、

  • 管理者がいないサービス
  • 誰も改ざんできない

という共通点があるからです。

唯一違う点は、所有権が付いているかどうかだけです。

仮に、仮想通貨に所有権を付けたとしましょう。

  • Aさんは、ビットコインを1つ(1BTC)を買いました。
  • そのビットコインはBさんという人が所有しているらしいです。
  • 過去にはCさんという人が所有していました。

なんか、通貨としてはおかしいですよね。

1000円札に、「これはDさんのお札」と書いてあったら使いにくいですし、問題が起こりそうじゃないですか?

仮想通貨は所有権情報を付けないことで、通貨としての役割を機能させています。

一方、NFTは所有権を付けることで、価値を生み出しているのです。

まとめ: NFTは数あるブロックチェーンサービスのうちの1つである

今回は、ブロックチェーンとNFTの違いについて解説しました!

NFTはブロックチェーン技術に含まれる1つのサービスであって、違いを比較するべきではありません。

どちらかと言うと、NFTと仮想通貨の方が近い存在です。

NFTは仮想通貨と同様に、ブロックチェーンを使ったサービスとして人気が出ています。

ただ、ギャンブル的な要素もあって、正しく理解しないと損をしてしまうことにもなります。

仕組みを知るのは大切ですが、じゃあNFTを買ってもいいのかどうかについては、疑問です。

NFTを宣伝するわけではありませんが、https://opensea.io/ というサイトでNFTを出品・購入できるので、ちょっと覗いてみてはいかがでしょうか。

購入には仮想通貨が必要になるので、まずは仮想通貨口座を開く必要があります。

それでは!

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