フリーランスエンジニアとして独立を考えるとき、一番気になるのはやはりお金の話ではないでしょうか。
「本当に食べていけるのか」「経費はどれくらいかかるのか」「資金繰りで困ることはないのか」。こうした疑問に少しでも答えるべく、この記事では筆者自身の実際の売上・経費の数字を公開します。
独立前のキャリアと年収推移
新卒でSIerに入社したときの年収は360万円でした。2年ほど勤めたあと退職し、半年間ほどの独学期間を経て、Web系ベンチャー企業に転職しています。
転職後の年収は420万円からのスタートでした。3年ほど勤務して経験とスキルを積んだのち、2021年9月にフリーランスとして独立しています。
新卒2年 → Web系ベンチャー3年 → フリーランス独立、という流れです。詳しい経緯は筆者のプロフィールにまとめています。
フリーランス独立1年目の売上
結論から言うと、フリーランス1年目の売上は800万円台でした。
会社員時代の年収(420万円)と比較すると、単純計算でも2倍近い数字です。もちろん、フリーランスは社会保険料や税金を自分で負担する必要があるため、この金額がそのまま手取りになるわけではありません。
それでも、独立してすぐにこの水準の売上を作れたのは、会社員時代に上流工程を含めた経験を積めていたことが大きいと感じています。
フリーランス独立1年目の経費
経費は、売上のおおよそ半分ほどになりました。
独立したばかりの頃は、それまで会社が用意してくれていた設備や環境を自分で揃える必要があり、初期投資的な支出がかさみやすい時期です。
具体的にどんな費目を経費にできるかは、別記事「副業で稼いだお金は経費として使いましょう」にまとめているので、あわせて参考にしてみてください。
資金繰りで苦労したこと
フリーランス1年目で一番資金繰りに苦労したのは、車を購入したタイミングでした。
会社員であれば毎月安定した給与が入ってきますが、フリーランスは入金のタイミングが案件やクライアントによってまちまちです。まとまった支出が重なるタイミングでは、一時的に手元の資金が薄くなる場面もありました。
大きな買い物をする予定がある場合は、入金サイクルを見越して資金を確保しておくと安心です。
法人化後の収入
フリーランスとして2年ほど活動したのち、2022年に法人化しました。
法人化後は役員報酬として360万円を受け取る形にしており、法人としての売上は900万円台で推移しています。役員報酬を抑えめに設定し、法人に利益を残すことで、将来への備えや事業投資に回せるようにしているという狙いもあります。
まとめ:フリーランス1年目を振り返って
実際に数字を並べてみると、フリーランス1年目から会社員時代を大きく上回る売上を作れた一方で、経費や資金繰りなど、会社員時代には気にする必要のなかった負担も見えてきます。
これからフリーランスを目指す人は、売上だけでなく、経費や資金繰りまで含めたトータルのお金の流れをイメージしておくと安心です。
未経験からエンジニアを目指す人向けの手順は「未経験からエンジニア転職する完全ロードマップ」にまとめています。
