「〇〇(地域名) + 整体」のように地域名を入れたキーワードは、SEO順位を取りやすい特徴がある。
この特徴を利用して、例えば北海道で美容院をしている人が、「さいたま市 + 美容院」のようなキーワードを狙いに行く場合がある。
ただ、ビジネス範囲外の地域を目指すのはおすすめしない。
ビジネス圏外のキーワードを狙うべきではない理由
結論としては、文章を読んでもらえず離脱されてしまうからだ。
Googleは記事の内容やタイトルを元に、キーワードの妥当性を判断しているが、そこからさらに読者がどれだけ記事を読んだかも判定していると言われている。
- ①: タイトルと内容が「さいたま市 美容室」に該当する
- ②: 読者が長時間ページ内に留まっているかどうか
①でいくらSEO順位を上げたとしても、②で「さいたま関係ないじゃん」と思われてしまえばそこで評価を下げることになる。
だから、ビジネス圏外のキーワードはむやみに狙うべきではないのだ。
地域名キーワードがSEOで有利な理由
地域名キーワードがSEO順位を上げやすいのは、競合が少ないからである。
例えば、大手メディアであれば、地域名に絞り込まずに全国のユーザからアクセスを集めないと元が取れない。少なくとも狭い地域では、書くだけマイナスになるのだ。
「旭川の美容院 おすすめ」ではなく、「北海道の美容院 おすすめ」というキーワードにせざるを得ない。
また、記事に広告を貼り付けて稼ぐアフィリエイトを行う人にとっても、地域名キーワードは何の旨味もない。
地域に根づいたビジネスがアフィリエイト広告を出すことがほとんど無いし、やはりアクセスを集めないと稼げないからだ。
もちろん、東京であればある程度地域を絞ってもアクセスを集めることができるが、地方の1市町村であれば、そこでビジネスをやっている人くらいしか、地域名キーワードは取る旨味がない。
狙うべきは近隣のキーワード
もし地域に根づいたビジネスをやっている人なら、「地域名 + ビジネス名」は確実に取っておくべき。
もしその地域が狭すぎるなら、少し近隣まで広げたり、県庁所在地を入れてもいいかもしれない。
店舗ビジネスを行っている人は、ホームページを作っただけで放置している状態かもしれない。その人がいきなりSEOで上位を狙うのは簡単ではない。
まずは地域名キーワードを狙うことで、SEOによる集客成果を実感しやすくなるはずだ。