【競合調査】ライバルブログをリサーチするときに使っている無料ツール

ブログやホームページを作成する目的は、おそらく「より多くのアクセスをしてもらい、自分(自社)を知ってもらうこと」だろう。

そのためには、ライバルがどのくらい強いのか、どこを攻めれば勝てるのかを知らないと行けない。

例えば、東京で美容室を開業するにあたってホームページを作るとして、「東京 美容院 おすすめ」のキーワードで取ろうとしてもまず取れない。

ホットペッパービューティなどのポータルサイトが独占しており、1つの美容室サイトがここに食い込むのは不可能に近い

そこで考えるべきは、以下の通り

  • 似たような特徴で検索上位の美容室を探す
  • そのサイトがどんなキーワードを狙っているかを見極める
  • まだ狙っていない穴場キーワードを見つける

こういった調査をしていく必要がある。

ライバル調査をするにあたって、ただサイトを見に行くだけでなく、適切なツールを使うことでさらに有効な情報を知ることができるようになる。

今回は無料のブログ調査ツールを紹介していく。

wappalyzer

Chromeの拡張機能であるwappalyzerは、サイトがどんな技術を使っているかを調べることができる。

例えば、大手商品比較サイトに「mybest」を見てみると、Reactという技術を使っていることが分かる。

一般的にブログやホームページスタイルのWebサイトでは、Wordpressを使うことが多いが、さらにサービスの質を上げていきたいなどの理由から、自前でプログラミングをするサイトもある。

  • 小さなサイトだけど自前で作っている
  • 大手のサイトだけどWordpressを使っている

これくらいのことが分かれば十分だろう。Wordpressを使っているサイトであれば、条件が近くなるので、勝てる確率は高くなる。

Redirect Path

Redirect PathもChrome拡張になるが、これを使うとリンクにどのようなリダイレクトが仕込まれているかを確認できる。

ライバルブログがどのような広告リンクを仕込んでいるかが分かるため、案件用の記事なのか、純粋に紹介している記事なのかを見極めるために使える。

あなたがもしアフィリエイト広告を使ってブログから収益を得たいと思っているなら、ライバルブログがどのような広告リンクを仕込んでいるのかを確かめる必要がある。

逆に、広告のためではなく認知のためにブログを作成しているのに、有象無象の広告キーワードに飛び込んでいくと厳しい戦いとなる。

基本的に広告商品系のキーワードは表示が厳しく、広告が無いキーワードは表示しやすい傾向にある。これは、単純に収益を得たいと思っている参入者が多く、母数が多くなるからだ。

例えば、「トリートメントA」という商品を調べてみたら、広告リンクを発見したとする。トリートメントAは本来、美容室経営してる人くらいしか紹介しないが、広告収益になるから一般の人も多数参入してくる。

「トリートメントB」という商品には、広告リンクが無さそうであると気づいたら、その商品は美容室経営者しか紹介していないので、検索上位を取りやすいことが分かる。

キーワードプランナー

Googleが提供しているキーワードの検索数を調べるツール。「美容室 トリートメント ツヤ」という検索ワードが良さそうだと気づいたら、今度はそのキーワードがどのくらい検索されているかを調べる必要がある。

検索数が0なら、そのキーワードを狙う意味は無いし、検索数が10万とかあると、さすがに大手サイトが狙っていないわけがない。だいたい100から1万くらいの検索数であれば狙っても良い。

最初は少ない検索数から狙っていき、サイトが大きくなれば検索数を増やしていくというロングテール戦略が効果的だ。

例えば、検索数100くらいの記事を30作って、ある程度アクセスが集まってきたとする。その後、検索数1万の記事を作って、これまでに作った30の記事にリンクを貼り付けておけば、仮に検索されなくても、小さな30の記事からリンクしてもらえる可能性が高くなる。

技術的な話になるが、こういった内部リンクからアクセスを集めることで、「この記事は読まれているから検索順位を上げよう」とGoogleが判定してくれる。

こういった戦略を取るためにも、Google公式が出しているキーワードプランナーは必須のツールである。

ラッコキーワード

ラッコキーワードは基本無料だが、有料プランもある。無料で利用するのは、主にサジェストキーワードの確認だ。

「美容室 トリートメント」というキーワードが1万検索数あり、なかなか上位表示が厳しかったとする。ただ、トリートメントを売りにしているから、なんとかトリートメント系の記事を作りたいとなったときに使うのがサジェストだ。

ラッコキーワードに「美容室 トリートメント」と入力すると、その先のキーワードを出してくれる。

  • 美容室 トリートメント 頻度
  • 美容室 トリートメント 効果
  • 美容室 トリートメント 意味ない

こういったさらに細かいキーワードを出してくれるから、その中から書けそうなキーワードを見つけることができる。

これらの検索数を調べておくと良いが、サジェストというのは、Googleの検索窓の入力したときに出てくるおすすめであるから、仮に検索数が0でも検索される可能性はゼロではない。

このようにラッコキーワードを使わずに、Googleに入力してもいいが、ラッコキーワードのほうが詳細に出してくれる。

Ubersuggest

ここまで使い始めると、プロっぽくなってくるが、やってみたい人はぜひやってみてほしい。

Ubersuggestは、先ほどまでの検索数やサジェストをさらに細かく出してくれるし、サイトのアクセス分析などもしてくれる。

  • 自分のサイトがどれくらい強いのか
  • 自分のサイトに適切なキーワードは?
  • 他のサイトからリンクされてるかどうか

こういったSEO観点から、サイト分析をしてくれる。

深く使おうとすると有料になってしまうから、自分のサイトの強さを調べるくらいで十分だと思うが、今は無料でも1日3回くらい使えたはずだから、いろいろ触ってみるといいだろう。

サイトの強さというのは、ドメインパワーと呼ばれ、例えば「yahoo.co.jp」というドメインは当然ならめっちゃ強い。それに比べて、自分のドメインがどれくらいの強さか、ライバルと比較してどのくらいの差があるのかを知ることができる。

ドメインパワーが強いほど、Googleに上位表示してもらいやすくなる。ドメインパワーを強くする条件は公にはなっていないが、ドメインの運用年数や被リンクの数などが影響すると言われている。

全然ライバルに勝てないときは、ドメインパワーを調べてみると、そもそも土俵が違った、なんてこともあるかもしれない。