Chrome拡張「Notion Boost」のおすすめ設定と使うときの注意点

Notionには数多くの機能があり、TODOリストやタスク管理、旅程など様々な用途で利用できるが、機能が多すぎて使いにくいと感じることもある。

もし、PC利用がメインであれば、ChromeのNotion Boostという拡張機能を搭載してほしい。

今私が使っている範囲で、使うとどうなるかを説明していく。また、絶対にこれだけはやったほうが良い設定についても紹介する。

Notion Boostでできること

チェックONにすべき項目は下記の通り。

  1. Show Outline
    見出しがあるページに、固定アウトライン(目次)を表示
  2. Hide Table of contents
    Notionのデフォルトの「目次」機能を非表示
  3. Hide AI button from pages
    ページの右下に表示されるAIボタンを非表示
  4. Full width for all pages
    すべてのページでデフォルトでフル幅を設定
  5. Open full page instead of preview
    プレビューをスキップして、テーブルやボードなどのフルページを開く
  6. Make Rollup URLs clickable
    Rollupプロパティ内のURLをクリック可能に
  7. ‘Scroll to top’ button
    右下に「トップへ戻る」ボタンを追加し、上部へスクロールできるように
  8. Show full text on hover
    マウスホバー時にテーブルセル内のテキストを完全表示
  9. Show code line numbers
    コードブロックに行番号を表示
  10. Bolder text in dark mode
    ダークモードでのテキストを太く表示
  11. Hide comments section from all pages
    全ページからコメントセクションを非表示
  12. Hide backlinks section from all pages
    全ページからバックリンクセクションを非表示

目次系

①、②はNotionデフォルトの目次を非表示にして、右サイドバーに目次を追従させる。デフォルト目次はマウスを当てたときに出てきてしまい、邪魔になるので非表示にすべきだと思う。

右サイドへの目次表示は、ブログや説明文のような見出し付きの長文を書くならおすすめする。

画面幅が狭くなってしまうので、不要であれば①はOFFでもいいかもしれない。

ボタン系

右下に出てくるAIボタンは普通に邪魔なので、③はチェックONをおすすめする。

さらに、⑦のトップへ戻るボタンを追加すれば、長文を読み終わった後にステータスを変えたい場合などに、簡単に一番上に戻ることができる。

ただ、AIボタンが出てから、⑦が上手く機能していないようだ。マウスでスクロールすればいいので、⑦はチェックOFFでもいいかも

ページ幅系

④を設定することで、文章が横に広がり、スクロール量を減らすことができる。

note.com のようにページ幅が狭いほうが読みやすい人もいるので、ここは好み。

⑤をONにすると、すべてのページがフルページで開くようになる。

Notionには、サイドバー表示とポップアップ表示、フルページの3種類があり、各ページで選択できるのだが、テーブル表示だとデフォルトがポップアップになっていたりと統一できないので、いっそ全部フルページにしようというわけだ。

ちょっと開きたいときにサイドバー表示は便利なので、ここも好みと言えるが、私は統一感を選んだ。

代わりに⑧をONにすることで、マウスホバーしただけで中身が見えるようになる。ちょっと見たいときはマウスホバーで、詳細を見たいときは(フルページで)開くことで利便性を保つことができた。

ページ内表示系

⑥はロールアップという機能を使うときに、そのURLがクリックできるという意味だが、そもそもロールアップ機能を使わないので、この設定はどちらもいい。

ロールアップとは簡単に言うと、ページ間で連携する機能のこと。

⑨は、コードを書く可能性がある人ならONにしたほうが良い。コードブロックに行数が付くので、「何行目を確認して」など言いやすいし、エディタで番号付きにしているなら必須。

⑩はダークモードにしている人限定になるが、太字にしてより見やすくする機能。私は基本的にすべてダークモードにしているので、この設定をONにしている。

ページ非表示系

⑪はコメント非表示で、⑫はバックリンクというこのページがどこに貼り付けられているかを確認できる機能の非表示。

社内などチームで使っている場合は、こういったコミュニケーション系機能は使うかもしれないが、1人でメモ帳代わりにしているなら不要。

絶対にやるべき設定

紹介した機能以外にも項目が色々あるので、確認して気に入ったものがあればONにしてみるのもいいだろう。

ただ、これだけはOFFにしておけ!の設定がある。

それが、

Disable AI menu when pressing space

だ。

これは必ずOFFにしておこう。

この設定が便利かどうかではなく、単純にバグる。

日本語変換でスペースを複数回押すことがあると思うが、スペースを押すたびにスペースが入ってしまうのだ。

例えば、「日本語」という文字に変換するために、10回スペースを押したとしよう。そうすると、「 日本語」となってしまう。毎回このスペースを消す作業が発生するのでかなり面倒だ。

さらに、コマンド+Fで検索しようとするとAIボタンが邪魔をして検索できないというバグまで発生する。

OSやブラウザのバージョンによっては起こらない可能性もあるから、一度試してみてほしい。

おわりに

Notion Boostの欠点は、Chromeでしか使えないという点だ。

EdgeやSafariには多分存在しない。し、設定を保持できないのでPCやアカウントが変われば、また設定し直すことになる。

さらに、PCのNotionアプリやスマホアプリでももちろん使えないので、PCかつChrome限定となることに注意が必要だ。